インフルエンザ予防接種の副作用 接種後の発熱って大丈夫?


インフルエンザの予防接種を受けた後に、発熱・頭痛・吐き気がしたり、注射を打ったところが赤く腫れて熱を持ったりすると、このまま放っておいても大丈夫かなと心配になりますよね。

インフルエンザの予防接種には、どうしても副作用が付き物ですが、副作用の表れ方は個人差が大きいので、判断に迷うこともあります。

子供の発熱を心配する母親
そんな時にインフルエンザ予防接種後にどんな副作用があるのかを前もって把握しておくと、予防接種を受けた後の不安も違ってきます。

特に、2015/2016シーズンからは、日本でも4価ワクチンが導入されて、それまでの3価ワクチンと比べて副作用はどう違うのか気になるところだと思います。

そこで今回は、新しく導入された4価ワクチンの副作用も含めてインフルエンザ予防接種の副作用(副反応)について調べてみました。

副反応とは
  • ワクチン投与に伴う反応を副反応と呼びますが、意味は副作用と同じです。

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インフルエンザ予防接種・4価ワクチンの副作用(副反応)

インフルエンザワクチンの注射針B

2015/2016シーズンから導入された4価ワクチンは、それまでの3価(A型2株+B型1株)に、B型インフルエンザのワクチンが1種類追加されて4価ワクチン(A型2株+B型2株)となりました。

厚生労働省が発表したところによると、4価ワクチンになってから増えた副反応は、発熱、注射部位紅斑、注射部位疼痛、顔面麻痺などです。

厚生労働省が発表した4価ワクチンと3価ワクチンの詳しい副反応報告については、こちらをご覧ください。

4価ワクチンでも3価ワクチン同様、インフルエンザ予防接種の後には、発熱など様々な副反応(副作用)が現れます。では、どのような副反応が現れるのかを、さらに詳しく見ていきましょう。

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インフルエンザ予防接種後に発熱・頭痛・吐き気・腫れ、これって副作用?


私がインフルエンザの予防接種を受けた後は、熱が出たり頭痛に悩まされたりすることが多かったのですが、ただ熱も微熱程度で、2日後位には治まっていました。

インフルエンザ予防接種後の副作用(副反応)は、一般的には軽く、通常2~3日で症状は治まります。

インフルエンザの予防接種の一般的な副作用について、注射部位と全身症状とに分けて下記にまとめてみました。


インフルエンザ予防接種の副作用(注射部位)
インフルエンザワクチンを打つ男の子
  • 赤くなる
  • 腫れる
  • 硬くなる
  • 熱をもつ
  • 痛くなる

これらの副反応は、通常2~3日でなくなる。
接種を受けられた方の10~20%に起こる。


インフルエンザ予防接種の副作用(全身症状)
インフルエンザワクチン接種した女性
  • 発熱
  • 頭痛
  • 寒気(悪寒)
  • だるさ(倦怠感)
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢

これらの副反応は、通常2~3日でなくなる。
接種を受けられた方の5~10%に起こる。



小さいお子さんがインフルエンザの予防接種後に急に熱を上げた場合、市販の解熱剤には使用してはいけない成分が入っている可能性がありますので必ず医師にご相談なさってください。

医師に診てもらうまでは、市販の解熱剤は使用せず、水分補給と濡れタオルを絞って頭を冷やすなどして、出来るだけ早く医師に診てもらってください。

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インフルエンザ予防接種の重大な副作用(副反応)

インフルエンザワクチンを持つ手

インフルエンザの予防接種後の副作用は、一般的には軽いものが多いといわれていますが、まれに下記のような重大な副作用が出ることがあります。異常な症状があらわれた時には、速やかに医師に連絡してください。

◆アナフィラキシー
アナフィラキシーは、予防接種の時だけに限りませんが、食べ物・蜂・薬物などの刺激に対して、急激に起こる重度のアレルギー反応のことです。

じんましん、まぶたが腫れる、くちびるが腫れる、呼吸困難、嘔吐、倒れる、失禁する、などの症状が急激にあらわれ、最悪死亡するケースまであります。

アナフィラキシーで亡くなる方は、毎年40~70人ほどで、死亡にまで至るケースの原因は、薬物・蜂毒が食べ物よりも多くなっています。

極めてまれな副反応ですが、予防接種後にアナフィラキシーショックを起こすことがありますので、接種後30分ほどは病院で様子を見ましょう。


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卵アレルギー
インフルエンザワクチンは、鶏卵で培養して作られるため卵アレルギーを起こすアレルゲンが残ってる可能性があります。

卵アレルギーの人は、アレルギーが軽度のときは予防接種を行ないますが、重度のときはアレルギー検査をしてから接種するかしないかを決めるため、卵アレルギーの人は、必ず医師に申し出てください。


◆急性散在性脳脊髄炎(ADEM アデム)
ウイルス感染の後や予防接種後に起こるアレルギー性の脳脊髄炎です。インフルエンザ予防接種後、数日から2週間ほどの間に、けいれん、発熱、頭痛、運動障害、意識障害などを起こします。

ワクチン接種のときに作られる抗体が自分自身の神経を攻撃してしまうことから起こると考えられています。日本脳炎ワクチンの副作用として報告される場合が非常に多い病気です。はしかや水ぼうそう、デング熱などでも起こることがあります。



◆ギラン・バレー症候群
筋肉を動かす運動神経に炎症が起きて手足に力が入らなくなる病気です。手足のしびれ感を伴う場合もあります。美人女優の故・大原麗子さんがかかられた病気としても有名ですよね。

ウィルスや細菌に感染し、それらへの抗体ができるはずなのに、どういうわけか自分の神経を攻撃する抗体を作ってしまい、神経線維が壊されてしまうという病気です。

インフルエンザ予防接種後、数日、あるいは2~4週間以内にピークに達し、その後は回復していきます。多くの場合、3~6か月程でほぼ完全に回復しますが、10~20%の患者さんでは後遺症を残します。


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◆そ の 他
その他の重大な副反応には、けいれん(熱性けいれん含む)、肝機能障害、黄疸、喘息発作、血小板減少性紫斑病、血小板減少、アレルギー性紫斑病、間質性肺炎、脳炎・脳症、脊髄炎などがあります。


インフルエンザワクチンの副作用については、「インフルエンザワクチン 添付文書」で検索すると詳しく調べられます。


インフルエンザ予防接種でインフルエンザ発症することってあるの?

インフルエンザワクチン接種される女性
インフルエンザの予防接種のあとに、発熱・頭痛などの症状が出ると、「あれ?インフルエンザにかかっちゃったのかな?」と心配になる人もいると思います。

しかし、ご心配は要りません。インフルエンザワクチンは、体の中でウィルスが増殖しないように、不活化ワクチンというタイプにしてウイルスの抗原性を無くしてありますので、体内で増えることはありません。

そのため、インフルエンザの予防接種を受けた後に、インフルエンザを発症することはありません。

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インフルエンザ予防接種についての注意事項

インフルエンザワクチン接種の注意事項A

インフルエンザの予防接種に当たっては、病院で検温して37.5℃以上の発熱がある場合には受けられません。

また過去インフルエンザ予防接種でアナフィラキシーを起こしたことがある人も受けられません。

心臓病、腎臓病、肝臓病、血液、その他の慢性疾患をお持ちの方は、予防接種に当たっては、担当の医師によくご相談なさってください。

インフルエンザの予防接種の副反応は、24時間以内に出るものが多いので、予防接種を受けた当日は激しい運動や大量のアルコールは避けましょう。

予防接種当日の入浴はOKですが、注射部位を強くこすらないようにしましょう。


おわりにのイラスト 医師のイラスト

インフルエンザの予防接種の副作用は、一般的には軽いものが多いですが、中には重い副作用が出て、最悪死亡するケースもあります。異常な症状が出た場合には、速やかに医師に連絡してください。

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参考
厚生労働省 インフルエンザQ&A
厚生労働省 インフルエンザの添付文書



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