インフルエンザの家族感染予防法10か条!うつさないコツ


インフルエンザの家族感染予防法のイメージ画像
家族がインフルエンザに感染した場合、他の家族にうつさないかどうかが心配になりますよね。他の家族にインフルエンザをうつす可能性のある感染期間は、一般的には発症前日から発症後1週間位といわれています。

【インフルエンザの感染期間】

  • 発症前日から発症後5日~7日
  • 発症直前から発症3日程度までが、特に感染力が強い
【インフルエンザの潜伏期間】

  • 通常1~3日
  • 潜伏期間も感染力有り

では早速、インフルエンザの感染を家族に広げないための予防法を一緒に見ていきましょう。

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インフルエンザの家族感染予防法


インフルエンザの家族感染を予防するためのポイントは2つです。

ポイント!
  • 感染経路(飛沫感染・接触感染)をできるだけ断つ
  • 保湿


下記に、具体的な対処方法をまとめてみました。

家族感染を防ぐ10か条

  1. 感染者を別室に寝かせて、他の家族との接触をできるだけ避ける

  2. 感染者も他の家族も皆マスク着用

  3. こまめな手洗い!

  4. 湿度を50~60%に!絶対湿度を11g/m3以上に!

    加湿器がない場合、洗濯物を干したり、タオルを濡らして干したり、霧吹き器などで加湿。

  5. こまめに水分補給!

    水分と一緒にインフルエンザウイルスを胃に流しこめば、胃酸でやっつけることができる

  6. 感染者以外の家族は気道の乾燥を防ぐためにもうがい!

  7. 部屋の換気

  8. 感染者が触れる部分の洗浄(ドアノブやトイレのスイッチ、テーブル、椅子、テレビのリモコンなど)(感染者は解熱後も感染力有り)

  9. バランスのとれた栄養と十分な睡眠

  10. 家族全員で咳エチケット♪



では次に、インフルエンザの家族感染を防ぐ方法を、一つひとつ詳しく見ていきましょう。

その前に、インフルエンザがどういう感染経路で他の家族に感染していくのかを見ておくと、感染予防のポイントがより分かりやすくなりますので、まずはインフルエンザの感染経路について、ざっと確認しておきましょう。

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◆インフルエンザの感染経路


インフルエンザの感染経路は、次の3種類です。

飛沫感染C ・飛沫感染
・接触感染
・空気感染


季節性インフルエンザの場合、もっとも多い感染経路は、咳やくしゃみの直撃による飛沫感染だと考えられています。またウイルスに触れた手で、口や鼻や目に触れて粘膜を通じて感染する接触感染も、感染経路の一つと見なされています。

しかし3番目の空気感染については、季節性インフルエンザの場合、重要な感染経路としては考えられないとする専門家たちの意見も多く、従ってインフルエンザの主な感染経路は、飛沫感染と接触感染であると考えられています。


飛沫感染
飛沫感染の図解

飛沫感染は、感染した人の咳・くしゃみ・会話で飛んだしぶき(飛沫)に含まれるウィルスを、健康な人が、鼻や口から吸い込むことによってウィルスに感染することをいいます。

飛沫は、咳やくしゃみによって1~2m飛ぶといわれていますが、ただし湿度が高いと、空気中の水分を含んで飛沫は1メートル以内に落下してしまいます。

つまり低湿度だと、咳やくしゃみによって飛沫は遠くまで飛び、しかもウイルスが、空中に漂っている時間が長くなるので、インフルエンザ予防には適度な湿度がとても大切です。

また、湿度が低いと、喉の奥の気道が乾燥するため、侵入してきたウィルスと戦う力も弱くなります。
飛沫感染の予防法の看板
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接触感染

接触感染は、感染した人が咳を手で押さえ、その手でドアノブやつり革やスイッチ・紙幣などに触れると、その場所にウィルスを含んだ飛沫が付着し、さらに、その場所に健康な人が触れて、その手で鼻・口・目に触れることによって粘膜を通じてウィルスに感染することをいいます。

インフルエンザウイルスとつり革
ただし、つり革などでインフルエンザウイルスに触れても、人の皮膚表面上では、インフルエンザウイルスは5分未満で感染力を失います。

しかし、その5分未満の間に、インフルエンザウイルスに触れた手で、口・鼻・目をこすったりすると、そこから粘膜を通じて感染するので、接触感染を防ぐためには、手洗いが有効です。

接触感染の予防法
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空気感染

3番目の空気感染とは、飛沫核感染とも呼ばれますが、空気が乾燥していると、感染してる人の咳やくしゃみで飛んだしぶき(飛沫)が、瞬時に水分を奪われ、空気中に浮遊しやすい飛沫核となります。

その空気中に浮遊した飛沫核を人が吸い込むことによって感染するのが空気感染です。

空気感染の予防法

インフルエンザがどのような感染経路で人に感染するのか、またインフルエンザウイルスの弱点も分かったところで、次に、家族感染を防ぐための具体的な方法について、一つひとつ詳しく見ていきましょう。


◆マ ス ク の 使 用

咳をする子供のマスク姿
マスクは、飛沫感染予防としても、のどの保湿対策としても、共に効果があります。また、マスクをしていると、手で鼻や口に触れることがなくなるので接触感染の予防にもなります。

ただしマスクをしていてもインフルエンザウイルスを遮断できるわけではなく、侵入するウイルスの量をある程度減らすことができるという程度です。

特に、感染者自身がマスクをした場合、他の人への飛沫感染の予防効果が高くなります。


◆夜間には、ぬれマスクがいい理由

インフルエンザウイルスの捕集に優れているのは、ガーゼマスクより不織布製マスクのほうですが、私は、夜間眠ってる間のインフルエンザ予防には、ガーゼマスクを使った「ぬれマスク」を着用しています。

その理由は、感染者からの咳・くしゃみのしぶき(飛沫)を受けない夜間では、不織布製マスクは効果が期待できないからです。

市販されてるほとんどの不織布製マスクの編み目は、感染者の咳・くしゃみのしぶき(飛沫)は、ある程度防げますが、空気中に漂っている飛沫核となると、飛沫より更に小さくなるので防止できません。

マスクの男の子A
不織布製マスクは、5マイクロメートル以上の粒子なら防御可能です。

飛沫の大きさは5マイクロメートルなので不織布製マスクで阻止できますが、飛沫核の大きさは、0.3~5マイクロメートル未満と微細な粒子なので、不織布製マスクを簡単に通り抜けてしまいます。

ちなみにインフルエンザウイルスの大きさは、0.08~0.12 マイクロメートル。

つまり不織布製マスクは、飛沫感染はある程度防ぐことができますが、空気感染(飛沫核感染)は防ぐことができません。

そのため、家族感染者がいる場合には、日中は不織布製マスクを使用し、咳・くしゃみのしぶき(飛沫)を受けない夜間には(感染者とは別室)、私は保湿効果の高い「ぬれマスク」を使用しています。

市販されてるものの中には、N95マスクのような高性能マスクもありますが、顔とマスクの密着性の問題もありますし、夜間用としては息苦しさの問題もあるので実用的ではありません。

 ぬれマスクは、眠っている間に乾燥しやすい上気道の乾燥を防いでくれるので風邪・インフルエンザの予防に効果的です。

ぬれマスクの作り方については、こちらをご参考になさってくださいね♪
ぬれマスクは風邪予防に効果的 自分で作って手軽にお安く♪


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◆こ ま め な 手 洗 い


アルコール製剤による手の消毒法図解B

家族感染を防ぐために、こまめな手洗いは欠かせません。感染者の手で触れたドアノブやスイッチなどの他に、感染者の咳・くしゃみ・会話のしぶきの飛沫が落下すると、あらゆるモノに付着します。

海外の研究によると、この落下したインフルエンザウイルスは、ステンレスの表面で24時間~48時間、衣類や新聞紙など比較的柔らかいものの表面でも、8時間は生きていたそうです(ただし環境によっても異なる)。

ドアノブ、テーブル、椅子、衣服、トイレの電気のスイッチなど接触感染の機会は、家の中のあちこちにあります。そのため、家族感染を防ぐためには、こまめな手洗いが大切です。

特に、感染者の看病をする人は、感染者のお世話をした後には必ず石けんを使って手洗いをするか、アルコール製剤を使って消毒しましょう。

手洗いのあとは、乾いたタオルでふき取りますが、感染者とのタオルの共有は避けましょう。

またアルコール製剤で消毒する場合は、上の図解にもあるように、手のすみずみにまでアルコール製剤を行き渡らせて、きちんと乾燥させましょう。

ただし、インフルエンザの流行時期である冬に発生しやすいノロウイルスに関しては、アルコール製剤による消毒は効きませんので、石けんで機械的にノロウイルスを洗い流すことが有効とされています。

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◆こまめな水分補給!うがいは効果ある?


うがいする兄妹
うがい・手洗い・マスクは、インフルエンザ予防の三種の神器のように言われていますが、専門家たちの間では、うがいのインフルエンザ予防効果は、科学的根拠がないとする意見も多いようです。

現に厚労省のHPや予防啓発ポスターからは、うがいの文字が消えています。
理由は次の2点です。

  • ウイルスが粘膜に付着してから細胞内に入り込むまで20分足らずで、現実問題20分ごとのうがいは不可能。

  • ウイルスは、うがい液の届かない鼻の奥で増殖するので、感染してしまった場合には、うがいは意味がない。

うがいする女の子
しかし一方、京都大学が「うがい」の効果を調べる調査を行なったところ、うがいをしたグループのほうが、うがいをしなかったグループよりも風邪にかかるリスクが4割低くなったという調査結果もあります。

残念ながら、この調査対象にはインフルエンザは含まれていなかったようですが、この調査結果からも分かるように、「風邪にうがいが有効」であることは実証されています。

ただ、うがいがインフルエンザ予防に有効かという問題になると、確かに20分ごとのうがいは現実的ではありませんし、細胞内に侵入したインフルエンザウイルスを、うがいで洗い流すことはできません。

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しかし、インフルエンザの流行時期は、冬風邪もありますし、敵はインフルエンザだけではありませんので、うがいで口内環境をきれいにしておくことは大切です。

私がインフルエンザ対策で心がけているのは、「こまめに水分を摂る」ことです。水分を摂るだけなら、うがいよりもこまめにできますし、とにかく簡単です。

水を飲む女性
こまめな水分補給で、インフルエンザウイルスを胃に流しこめば、胃酸でやっつけることができるので、これは手軽なインフルエンザ予防になります。

インフルエンザウイルスは気道粘膜から細胞内に入り込み増殖します。水分を飲んで胃に流し込んでも、インフルエンザウイルスは胃酸で失活(不活性化)します。また、水分を摂ることで、うがいでは届かない喉の奥の洗浄にもなります。

嚥下法(えんげほう)
電車・バスなどに乗ってるときに、周りに咳き込む人が多いと、風邪やインフルエンザをうつされないか心配になりますよね。かといって飲み物も持っていない。そんな時には、私は、ぬれマスク考案者の医師が推奨してる嚥下法を実践しています。

嚥下法は簡単で、ツバをゴックンするだけです。口の中のツバをちょっと溜めて、ゴックンと飲み込むと、水分を摂るのと同じ効果があります。飲み物を持ってなくて水分が摂れないときには、ツバをゴックンするだけなので超簡単ですよ♪

冬に流行する感染症には、ノロウィルスのように消化器系から感染するものもあります。ちなみに、ノロウイルスに関しては、うがいは有効とされています。

インフルエンザが流行する冬場は、インフルエンザだけでなく他の感染症(冬風邪やノロウイルスなど)もいろいろありますので、やはりうがいは大切ですよね。

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うがい薬の看板A
うがいの時には、緑茶や紅茶でうがいをすると、抗ウイルス作用があって、より効果的だといいますよね。私も一時期やってたこともありましたが、うがいの度に緑茶や紅茶を作って、さますというのも結構面倒なものです(笑)。

国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦氏によると、実際は、きちんとうがいをすれば、水でもそう変わりはないそうです。


ただし、イソジンうがい薬やポビドンヨードを有効成分とするうがい薬を毎日使い続けると、甲状腺異常を引き起こす怖れがあるので、注意が必要です。

うがい薬とカップ 甲状腺の病気の方やヨードアレルギーの方は特に注意が必要です。それ以外の方は、風邪・インフルエンザの時だけ使用するなら問題ないと思いますが、毎日使うことは避けたほうが無難です。


ちなみに前出の京都大学のうがいの効果を調べた調査では、水うがいが風邪予防に効果があることは実証されましたが、ヨードうがい薬でのうがいには風邪予防の効果は認められませんでした

これは、風邪の原因ウイルスの侵入を防いでいる喉の常在菌までヨード液が壊してしまう為ではないかと考えられています。

ただし、風邪・インフルエンザにかかってしまったときには、イソジンなどのヨード液でのうがいは有効です。イソジンの殺菌作用はウイルスにも有効です。

つまり、予防には水うがい、風邪・インフルエンザでのどが腫れているときや痛みがあるときには、ヨード液のうがい薬がいいのです。

参考:【注意】イソジンうがい薬を毎日続けてるとホルモン異常を引き起こす

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◆相対湿度は50~60%!絶対湿度は11g/m3以上!


部屋の加湿A
インフルエンザウイルスは、気温が5~20℃、湿度が20%前後という環境の中では長時間生きて感染することができます。

ところが、気温が20℃以上、湿度が50%以上になると、急に感染力を失っていきます。

近年インフルエンザ予防の目安として、これまで使われてきた相対湿度よりも「絶対湿度」のほうが信頼性が高いことが分かってきました。絶対湿度とは、気温とは無関係に、空気中に実際どのくらいの水蒸気が含まれているのかをgで表したものです。

そのため、インフルエンザ予防の目安として絶対湿度計も発売されています。

チェック印A インフルエンザと絶対湿度との関係については、こちらの記事もご参考になさってくださいね。
 ↓  ↓  ↓
◆インフルエンザと湿度気温の関係!実は夏にも流行する!?


また人間側の要因として、湿度が低いと、気道粘膜が乾燥してウイルスと戦う防御力が低下するため、インフルエンザウイルスに感染しやすくなります。

加湿器は、定期的に清掃をしないと加湿器病になることがあるので注意が必要です。

加湿器以外にもタオルや洗濯物を干したり、また、湿度を効果的にあげたいときには、お風呂場やシャワールームの扉を開けておきます。

家族内に感染者が出た場合には、濡れタオルを部屋のあちこちで振り回します。大きなバスタオルでも構いません。

空気中に浮遊しているウイルスが、タオルにくっつくので、あとは水でタオルを洗い流せばOKです。


これだけでも、かなりのウイルスを減らせると看護師さんから教えてもらいました。こまめに行なうと効果大です。

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◆換 気


換気

部屋の空気が乾燥しているほど、感染者の咳やくしゃみの飛沫(しぶき)から瞬時に水分が奪われ、飛沫核となりインフルエンザウイルスが空気中に浮遊しやすくなります。適度に部屋の換気を心がけ、室内に長時間ウイルスがとどまらないようにしましょう。


◆感染者と他の家族の接触を避ける

インフルエンザに感染した子供の写真
家族感染を防ぐためには、感染者と他の家族との接触の機会をできるだけ減らすことが大切です。

ただし、感染者が子供の場合、インフルエンザの発症で、急に走り出す、ベランダから飛び出そうとする、ウロウロと歩き回る等の異常行動を起こすおそれがあるので、少なくとも発症から2日間は、子供の様子を注意深く見守るようにしましょう。


◆咳 エ チ ケ ッ ト


咳エチケットは、周囲に感染させないための思いやり・マナーです。インフルエンザは飛沫感染が主な感染経路になりますので、家族感染を広げないために、みんなで咳エチケットを守りましょう。

咳エチケットの説明文
  • 咳、くしゃみ、熱等の症状があるときはマスクをする。

  • マスク無しで咳、くしゃみをするときは、口と鼻をティッシュなどで覆う。使ったティッシュはすぐゴミ箱へ!

  • 咳、くしゃみをするときは周りの人から顔をそむけ出来るだけ離れる。(飛沫は1~2m飛ぶ)

  • 咳、くしゃみを押さえた手はすぐに石けんで洗う。
(参考:厚労省の受診と療養の手引き)



◆バ ラ ン ス の よ い 食 事


栄養はバランスよく
インフルエンザにかからない人、かかってもすぐに治る人は免疫力の強い人です。免疫力は毎日の食事のとり方によっても左右されます。

免疫強化で重要なのは、タンパク質のとり方です。タンパク質には動物性と植物性とがありますが、免疫機能を高める働きに効果が高いのは、動物性タンパク質です。

その他、インフルエンザ・風邪予防には、免疫強化のビタミンCやD、粘膜強化に欠かせないビタミンAがよく取り上げられますが、基本はバランスよく栄養をとることです。

インフルエンザ予防の食べ物 インフルエンザを予防する食べ物については、こちらの過去記事もご参考になさってくださいね♪
◆インフルエンザを予防する食べ物 免疫力を高めるものは?

インフルエンザの予防はビタミンへのリンク画像 家族内にインフルエンザ感染者が出た場合には、ビタミンCを大量摂取しておくと、予防にもなり、仮にかかったとしても、早く治りますよ。詳しくはこちらの記事をご覧ください♪ → ◆インフルエンザの予防はビタミンがカギ!大量摂取の驚異の効果

インフルエンザで寝込む女子 インフルエンザの感染期間や潜伏期間、学校・幼稚園の出席停止期間などについては、こちらの記事もご参考になさってください♪
◆インフルエンザの潜伏期間は感染力ある?解熱したら登校OK?


おわりに インフルエンザは、毎年多くの人たちを苦しめる手ごわい敵ですが、インフルエンザにも弱点があります。私たちは、そのインフルエンザの弱点をついて家族感染から大切な家族を守っていきましょう♪

あなたの大切なご家族をインフルエンザの猛威から守ってあげてくださいね♪



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