アルツハイマー型認知症の症状!経験から対応の注意点を


母がアルツハイマー型認知症を発症してから、一緒に暮らしている私は、母の理解しがたい行動に、どう対応していいのか悩みました。

しかも、伯母までアルツハイマー型認知症になり、我が家はテンヤワンヤの状態になりました。認知症の介護をされてる方々は、毎日本当に大変だと思います。認知症の患者さんのさまざまな症状に、どう対応していいのか困り果てることもあると思います。

介護拒否
私も、一時期は、介護疲れで心身共にボロボロになりましたが、今は、認知症のお薬を上手く使うことによって、母の症状も穏やかになり、母への対応も以前と比べると楽になりました。

認知症患者さんを介護するときに困ったことはありませんか?認知症の症状を薬で緩和することで、対応も劇的に楽になります。

ご参考になるかどうかは分かりませんが、私たち親子が歩んできた道のりをお話しますね。

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アルツハイマー型認知症の周辺症状(母の場合)

認知症の症状には、脳の細胞が壊れることで直接起こる中核症状(もの忘れ・身の回りのことができなくなるなど)と、周りの人たちにも影響を及ぼす周辺症状(徘徊・妄想・興奮・暴力・不潔行為など)とがあります。


母は深夜に目覚めると、パジャマ姿のまま、冬でも、雪の積もってる外に出ていこうとします。外でトラックが通り過ぎる音がするだけで、何だろうと思って、外に出てしまうのです。そのために私は、朝まで見守りを続けなくてはいけません。


私が一番つらかったのは、もの忘れなどの中核症状よりも、妄想・徘徊などの周辺症状のほうです。


遠方で暮らしている伯母からは、深夜によく電話がかかってきて、妄想を聴かされました。たいていは、物を盗られたという「もの盗られ妄想」です。

伯母は時間の感覚がなく、昼と夜が分からなくなっていました。伯母の「もの盗られ妄想」は重症で、警察を何度も呼び、最後には警察にも相手にされなくなりました。

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母は、少しでも目を離すと、冷蔵庫の中のものを食べあさります。お金を失くすことも頻繁でした。庭に泥棒が来ると騒ぎ出し、ご近所に迷惑をかけたこともありました。

アルツハイマー型認知症の母と伯母には、困った症状がいろいろあり、その対応に悩みました。


認知症の治療薬で周辺症状が悪化


認知症を介護する側にとって一番つらいのは、周辺症状です。

周辺症状とは
興奮、妄想、暴力、暴言、徘徊、大食、不潔行為などの症状のこと


アルツハイマー型認知症は、残念ながら今のところ治す方法がありません。でも、記憶障害を持ちながらも穏やかに暮らしていくことは出来ると思います。

そのためには、介護者を一番悩ます周辺症状を改善することがとても重要になります。認知症の薬は、個人差が大きいですが、周辺症状を悪化させてしまう場合もあります。

そして、この事を理解してくれる医師に出会えるかどうかが大きな分かれ目になります。認知症の専門医でも、周辺症状を悪化させる処方をする医師も残念ながらいました。

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アリセプトの副作用

母のケースをお話します。母を認知症の専門医のところに連れていって最初に処方されたお薬が、アリセプトでした。

ところが、このアリセプトを飲むと、母に、暴力・暴言の症状が現れてきました。母自身も、アリセプトを飲むことを、とても嫌がりました。

アリセプトを飲む前までは、母が私に暴力を振るうことは、滅多になかったので、これはおかしいと思い、私は、アリセプトの副作用を疑いました。でも、認知症の専門医は薬の副作用だとは言いませんでした。

認知症の専門医の画像
当時は、今のようにアリセプトの情報がなかったので、日本での副作用の情報が少なく、アメリカで起きたアリセプトの副作用の記事を偶然見つけ、これは危険かもしれないと思い、私は母にアリセプトを飲ませることを止めました。

しかし、その頃は、アリセプトしかアルツハイマー型認知症のお薬がなかったので、それを飲まないという選択肢を選ぶのには勇気がいりました。


でも、母がアリセプトを飲むのを物凄く嫌がる様子を見て、これは、もしかしたら、母の体が拒否してるサインかもしれないと思ったのです

人って不思議ですが、食べ物でもそうですが、自分の体が必要としてるものを食べた時には美味しく感じますよね。それと反対に、自分の体に害になるものに対しては、拒絶する防衛本能がありますよね。もちろん全ての場合が、そうではないですが。

でも、あの時、母のアリセプトに対する拒絶感が尋常ではなかったので、母の体のサインに従おうと思いました。

その結果、母はアリセプトの服用を止めると、暴力・暴言がなくなりました。

決してアリセプトが悪いということではなく、アリセプトを飲んで、劇的に効く人もいます。ただ残念ながら副作用が強く出て、周辺症状が悪化してしまう母のような人もいるのです。

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アルツハイマー型認知症の周辺症状への対応

それからはアリセプトを飲めない母のために、別の方法を探しはじめました。


アルツハイマー型認知症について色々調べて、ドイツで認知症薬として使われてるイチョウ葉エキスを購入したり、抑肝散が認知症に効くと知ると、漢方医に抑肝散を処方してもらったり、ココナッツオイルやMCTパウダーなど認知症に効果があるといわれるものをいろいろ試しました。

参考:ココナッツオイルの認知症への効果 摂取量はどのくらい?


幸いにも、抑肝散とイチョウ葉エキス、ココナッツオイル、MCTパウダーに関しては、副作用もなく母には効果がありました。

特に、抑肝散は、興奮を抑えて不安を改善してくれるので母の周辺症状にはとてもよく効きました。

参考:抑肝散の認知症への効果 アルツハイマー病の母の場合


その後、アルツハイマー型認知症の治療薬が新たに数種類発売されるようになり、母に、それらのアルツハイマー病の新薬を試してもらいました。

イクセロンパッチ
    興奮・怒りっぽくなる症状が出て中止。
レミニール
    最初の数ヶ月は順調。増量した途端、胃腸障害が激しく出て中止。
リバスタッチパッチ 
    興奮しやすくなるので中止。
メマリー 
    現在も服用中。ただし、増量すると副作用が強く出る。

結果として全ての治療薬を試すことにはなりましたが、母に、認知症の周辺症状が出来るだけ出ないように、医師が細やかな対応をしてくれたお陰で、母にも家族にも平和が訪れました。

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患者さんに合った薬と量でQOL(Quality of Life『生活の質』)の向上

アルツハイマー医師
ここまで来れたのは、アルツハイマー型認知症の治療薬の副作用に深い理解を示してくれる医師に出会えたことが、とても大きかったです。


認知症の治療薬の他にも、母の周辺症状を緩和させてくれるお薬も見つけていただいて、今、母はとても穏やかなに暮らしています。


もちろん認知症は、ゆるやかに進行しているので、一人で着替えが出来ない、一人でお風呂に入れない、排尿・排便障害などはあります。


でも、以前に比べると、QOL(Quality of Life『生活の質』)は、かなり向上したと思います。


私たち親子が、ここまで来るのには、医師を数人変え、数年間かかりましたが、今はアルツハイマー型認知症の治療方法も、かなり改善されてきて、認知症患者さんの周辺症状の緩和をメインに考えてくれる治療法も出てきたようです。


最近コウノメソッドという認知症の治療法を知ったのですが、一人一人の認知症患者さんの状態に合わせた治療法を行ってくれるようで、とても評判がいいそうです。

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アルツハイマー型認知症は治せない病気ではあっても、笑顔で暮らしていくことは出来ます。認知症の患者さんに一番合うお薬を見つけて、周辺症状を改善すれば、家族も対応しやすくなり、認知症の患者さんにも、家族にも、笑顔が取り戻せるようになります。


今もしあなたが介護で、つらい思いをしてるのなら、一人で悩まずにケアマネージャーさんや公的機関などに相談なさってみてください。諦めずに探せば、きっと道は開けます。大切な家族のために一緒に頑張っていきましょう!



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