メマリー(認知症薬)の副作用 めまい・眠気


メマリーの錠剤の画像
認知症の治療薬といえば、日本では長らく「アリセプト」だけでしたが、2011年から「メマリー」「レミニール」「イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ(貼り薬)」の3種類の治療薬も使えるようになりました。


「レミニール」と「イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ(貼り薬)」は、共にアリセプトと似たような作用の薬ですが、「メマリー」はそれらとは異なる作用の薬で、中等度以上のアルツハイマー型認知症の薬です。


アルツハイマー型認知症の母も、現在メマリーを服用しています。

今回は母を通してみたメマリーの副作用についてお話したいと思います。

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メマリーの副作用

メマリーの副作用A
アリセプトの後に発売された認知症薬は、貼り薬(イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ)、レミニール、メマリーの3種類ですが、母は、それらすべての認知症薬を試し、今現在は、メマリーとリバスタッチパッチを使っています。

早い話、アリセプトもレミニールも副作用が強すぎて、途中で服用を断念せざるを得なかったということです。


メマリーは、他の3つの認知症薬とは異なり、神経伝達物質の一つ、グルタミン酸の働きを抑える作用があります。グルタミン酸は、記憶や学習に関わる神経伝達物質ですが、過剰にあると神経細胞を傷つけ死滅させます。

アルツハイマー病の脳では、このグルタミン酸が、なぜか過剰に放出されてしまうので、グルタミン酸の働きを抑えようというのがメマリーという薬です。

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メマリーが他の認知症薬と異なるのは、単に記憶障害の進行を抑えるだけでなく、興奮や攻撃性といった認知症の周辺症状(BPSD)を改善する効果もある点です。

なのでアリセプトのように興奮したり怒りっぽくなったというのは、メマリーの場合は少ないようです。

しかし、メマリーの添付文書には、副作用に「異常行動」の記載はありませんが、まれに、幻覚、錯乱があらわれることもあり、製薬会社の報告によると、実際に重篤な異常行動が4例起きたそうです。

◆メマリーの副作用
めまい、ふらつき、転倒、傾眠(うとうとしていて睡眠に陥りやすい状態)、便秘、食欲不振、頭痛、尿失禁
  

メマリーの副作用で最も多く見られるのが、めまいです。

認知症の親を持つ友人たちから、メマリーの副作用は、めまいが怖いという話は聴いていました。

めまいによる転倒のため服用を中止したという話も聴いていたので、母がメマリーの服用を開始した当初は、かなり注意していました。

それでも24時間、常に母を見守ることは出来なかったので、私が目を離したときに母は2回転倒してしまいました。幸い、頭を打つことはなかったので大きな怪我に至ることはありませんでした。

メマリー服用で最も出やすいめまいの副作用は、服用開始初期に見られる現象で、じきに落ち着くとドクターからいわれていたのですが、実際その通りでした。

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その他に多くみられる副作用が傾眠(うとうとしていて睡眠に陥りやすい状態)です。

母の場合は、眠気に襲われることはありませんでしたが、メマリーを飲み始めると、人によっては強い眠気に襲われる場合がありますので、服用中は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などは気を付ける必要があります。


母は、副作用も乗り越えて今のところメマリーを使用できていますが、メマリーだけでは認知症状がどんどん進行するため、リバスタッチパッチも併用しています。

メマリーは、他の認知症薬と作用が異なるので、他の認知症薬と併用することが出来ます。

ただ、前にイクセロンパッチを使用したときには副作用で断念した経緯があるので、似た作用のリバスタッチパッチが使えるかどうか不安でしたが、今お世話になってるドクターは、副作用の調節を上手くやってくれるので今のところ使えています。


認知症に効果のあるその他の薬

メマリーの副作用
その他に認知症に効くといわれてる薬や健康食品などがいろいろありますが、その中でも有名どころのものを幾つかあげてみます。

◆抑 肝 散
認知症の周辺症状の緩和に効きます。

参考:抑肝散の認知症への効果 アルツハイマー病の母の場合

◆イチョウ葉エキス
アルツハイマー病と診断される前から母に飲んでもらっています。ヨーロッパでは認知症薬として使われているそうです。

◆フェルガード
母と一緒に私も認知症予防で飲んでいたときがあります。効果はあると感じましたが、母も私も副作用が出たために、やむなく服用中止しました。フェルガードは通販での購入になりますが、医師の推薦が必要でした。

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メマリーの副作用 まとめ

メマリーの副作用 まとめ メマリーの副作用イラスト花B


  • メマリーの副作用で一番多くみられるのが、めまい服用開始の初期に見られることが多く、転倒事故に要注意。

  • その他に多くみられる副作用が傾眠(うとうとしていて睡眠に陥りやすい状態)。服用中は、自動車の運転や危険を伴う機械の操作などはしないこと。


  • メマリーは、他の認知症薬とは作用が異なるため、他の認知症薬(アリセプト、レミニール、イクセロンパッチ、リバスタッチパッチ)との併用が可能。

副作用を知っておくと、いざという時に、それが副作用だと気付けますので副作用への対処も早くなります。

副作用が出た場合には、医師に相談して、服用用量を調節するか、いったん中止するか、他の治療薬を処方してもらうか、いずれにしても、患者さんの状態を一番よく見て分かってる家族が、医師に遠慮せず、患者さんの代わりに医師と向き合う覚悟で、家族も納得した上での治療をするのがいいでしょう。

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2 Responses to “メマリー(認知症薬)の副作用 めまい・眠気”

  1. 鈴木京子 より:

    私の母は87才でレビー小体型認知症です。

    幻覚、興奮がひどく、医師からあらたにメマリーの5ミリグラムを処方されました。

    しかし母はアルツハイマー型ではないこと、副作用が気になることで、まだ、のませていません。

    あなたさまのお母さんもメマリーの副作用が見られたそうですが、なんミリグラムを飲んでいたのですか?

    • poteto より:

      鈴木京子様

      コメントどうもありがとうございます。

      お尋ねの件ですが、私の母は、メマリー5mgから始めて、その後もずっとメマリー5mgを服用しています。医師の判断で、メマリーの増量はせずに、ずっと5mgで続けています。

      私の母は、最初に診ていただいた医師にはアルツハイマー型認知症と診断されましたが、今、診ていただいている医師からは、母の場合、レビー小体型も少し入っているかもしれないといわれています。

      今、お世話になってるドクターは、薬の副作用に対して非常に敏感な先生なので、安易に薬を増量することはせずに、家族の話と本人の様子を診て、メマリーの増量はしないほうがいいという判断のようです。

      母の場合、メマリー服用開始初期は、めまいとふらつきの副作用がありましたが、今はメマリーの副作用と思われるものは、ないと思います。

      薬によって、鈴木様のお母様の状態も変わるでしょうから、とても神経を使われるお気持ち、痛いほどよく分かります。私も同じです。

      介護は本当に大変ですけど、お互いに頑張っていきましょうね。

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