男女の脳の違い!知らないと損する異性の頭の中


「男って、どうして鈍感なの?」
「女って、なぜ、すぐ感情的になるんだ?」

男女のケンカのイメージ画像
男女の考え方や行動の違いは、脳の違いから生じるといわれます。

男脳、女脳の違いを理解すれば、日常生活での男女のくい違いも認め合えるようになり、互いの関係も、より良いものに変わっていきます。

長い歴史の中で、人類が生き残っていくために、男女は互いの脳をどのように進化させていったのでしょうか。それでは、さっそく一緒に見ていきましょう♪

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男女の脳の違い

◆男女の脳の構造の違い

男女の脳の違い脳の構造の違いイラスト
成人の脳の重さは、男性 約1400g前後、女性 約1200g前後です。

男女の脳は大きさが異なりますが、大きさと頭の良し悪しとは関係ありません。

男女の脳の構造の違いは、大きさの他に、左右の脳を結ぶ神経の束である脳梁(のうりょう)にも違いがあるといわれています。

脳梁とは、左右の大脳皮質をつなぐ神経線維の束で、言語や知能といった情報が流れる通信回路の役割を果たしてる部分です。

この脳梁の太さを比べると、女性は男性よりも太いのです。この差が男女の違いを生む要因の一つであると指摘する専門家も少なくありません。

しかし、これまでの定説をくつがえす研究報告も近年発表されており、脳梁の太さに性差はほとんど見られなかったという報告もあります。

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◆右脳・左脳の結合が強い女脳


女脳
女性は、左右の脳を結ぶ脳梁が男性よりも太いため、左右の脳神経の結合が強いので、右脳と左脳の情報を交互に(あやつ)りながら複数のことを同時に処理できます。

また男脳は、言葉をつかさどる領域が左脳にしかありませんが、女脳は、左右の6~7ヶ所に言語中枢が散らばっています。

そのため…

【女性】
  • 複数のことを同時にできる
  • コミュニケーション能力に優れている

また視床下部の上方に、右脳と左脳をつなぐ回路の役割を果たす前交連(ぜんこうれん)という部分があります。そこは感情の情報を行き来させているところなのですが、そこが女性は男性に比べて太いことが分かっています。

そのため…

【女性】
  • 感情の情報量が多い
  • 男性よりも喜怒哀楽がはっきりしている
  • 感情的になりやすい


それでは、左右の脳を結ぶ脳梁が女性より細い男性は、どのような脳の使い方をしているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

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◆脳神経の前後への結合が強い男脳


男女の脳の違い男脳イラスト
男脳は、左右の脳をそれぞれ前後に使って情報を行き来させています。

【男性】
  • 論理的で、空間認知能力や情報処理能力に優れている
  • 決断力や直観力に優れている
  • 一つのことにしか集中できない
  • 地図や表を素早く理解できる
  • 他人の感情を読み取るのが苦手

周囲の空間状況を即座に判断する能力が求められる車の運転などは、男性のほうが上手いといわれるのも、この脳の違いのためです。

また、直観力については、初めての場面に遭遇したときなど、動物的な直観力を発揮するのは男性のほうですが、ところが、情緒的な場面になると、一転して女性の直観力が威力を発揮します。

たとえばパートナーの男性のいつもと違うちょっとした変化にも、女性の鋭い第六感が働き、男性の浮気にもすぐ気付きます。

男性の浮気に気付く女性A
女性の第六感は、右脳・左脳の両方の情報を結合した総合的な判断能力になるので、男性の嘘をすばやく見抜くことができます。

また女性は、この能力が優れているため、子どもの顔色をちょっと見ただけで「いつもとは違う、熱があるんじゃないかな・・」と素早く気づくことができるのです。

右 脳
地図などの空間的な分析、音楽・視覚的な情報の分析、カンといわれる直感的な判断(動物的な脳)
左 脳
言葉(英語)、計算(数字)、論理的思考(人間的な脳)

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◆海馬の違い


男女の脳の違い海馬のイラスト
男女の脳の性差は、15歳頃を過ぎると海馬と扁桃体で著しくなっていきます。

記憶の中枢である海馬は、女性のほうが大きく、海馬と情動中枢との連絡網も女性のほうがたくさん持っています。

女性が細かいことまで、いちいち覚えているのは、この海馬の大きさのせいだといわれています。

【女脳】
  • 海馬(記憶の中枢)が、男性より大きい
  • たくさんのことが記憶できる

女性は進化の過程で、ひたすら海馬を大きくしてきました。海馬が大きいほど、記憶と言葉、記憶と感情を結びつけることが容易になります。

子供の世話は、女性の大事な役目であり、子供が発する感情や言葉の合図を敏感に受け止めないと、子供の命さえも危うくなります。そのため女性は海馬が発達したのだといわれます。

しかし、海馬は女性のほうが大きいというこれまでの定説をくつがえす研究報告も近年発表され、脳の性差を否定する研究も注目されています。

ただし、過去の多くの研究では、海馬の大きさや脳梁などに男女差がみられるという研究も多くあるので、脳の性差を完全に否定するのは早計だという専門家の声もあります。

いずれにしても、どちらが真実なのかは今後の更なる研究により解明されていくでしょう。

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◆扁桃体の違い

男女の脳の違い扁桃体の写真
大脳辺縁系の奥にある扁桃体は、私たちの感情(恐怖・不安・悲しみ・喜び)や攻撃的な衝動を扱っている部分です。この扁桃体は男性のほうが大きく、そのため男性は攻撃性が高くなります。

その他にもホルモンや神経伝達物質などの要因も、男性の攻撃性に影響を与えています。動物の場合、この扁桃体が損傷を受けると、恐怖感や攻撃性が大幅にダウンします。


◆休んでるときの脳


ペンシルバニア大学のルーベン・ガーの研究によると、女脳は、いつも休みなく活動していますが、男脳は「精神的居眠り」状態になることがあるんだとか!そんなときは、テレビの前に座っていても番組の中身は理解していないそうです。

大事なことを男性に話す場合には、「精神的居眠り」状態のときは避けたほうがいいですね。「そんな事は聴いていない」と、後でケンカの元になります。

【女脳】
  • 24時間いつでも男脳より活発に働いている
  • 血液量も、男脳より15%ほど多い

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男女の脳内の神経伝達物質の違い

男女の脳の違い脳内伝達物質の違いA
男女の脳の違いは、構造的な違いや使い方の違いだけでなく脳内神経伝達物質の違いからも生じます。

女性は男性に比べセロトニンが少ないため不安になりやすくなります。

恋愛中は、恋人と一緒にいるだけでセロトニンが増えて安心感が生まれます。

しかし、恋愛中の女性は、離れているだけでセロトニンが減ってしまい、不安がつのってしまいます。

また女性は、オキシトシンが男性よりも多いので、他との絆作りに時間を割きます。オキシトシンとは、別名、愛情ホルモン、絆ホルモンとも呼ばれ、人やものに強い結びつきを感じるときや、仲間を作りたいという本能を支えているのが、このオキシトシンです。

恋愛中の女性は、オキシトシンという脳内神経伝達物質が出て、恋人と一緒にいることが快感になるように作用します。

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男女の脳の性別は、いつどのようにして決まるのか?

男脳・女脳の区別は、妊娠6週目~6ヶ月の間に、母体の中で、さまざまなホルモンを浴びることによって決まります。

男女の脳の違い脳の性別の決まる時期
胎児の性染色体がXYの組み合わせだと、脳にテストステロン(男性ホルモン)をたくさん浴びせかけ、性染色体がXXであれば、女性ホルモンを浴びせかけます。

分泌されるホルモンの種類は、男も女も一緒です。

男性の身体もエストロゲン(女性ホルモン)を分泌し、女性にもテストステロン(男性ホルモン)はあります。

胎児の場合も、男だからテストステロンだけ、女だからエストロゲンだけ浴びるわけではなく、男の胎児は、テストステロン(男性ホルモン)により多く触れることで「男脳」になっていき、女の胎児はエストロゲン(女性ホルモン)を多く浴びることで「女脳」になっていきます。

妊娠6ヶ月ともなると、脳は男女別にはっきり分かれていて、以後はそれぞれの性ホルモンにもっぱら影響を受けることになります。

性同一性障害
胎児の脳の発達には、母体のストレスも関係してくるといわれます。身体を酷使したり病気になったり精神的な苦悩を抱えていたりと、妊婦が強いストレスを受けていると、ストレスホルモン(コルチゾル)の濃度が高くなります。

すると、男の胎児が正常に育つために必要なテストステロンの分泌が減ってしまいます。その結果、男性の身体つきでありながら、脳だけ女という性同一性障害の男の子が生まれます。

性同一性障害の原因については、はっきりとは解明されていませんが、上記の説が有力視されています。


テストステロン(男性ホルモン)は、別名モテ・ホルモンともいわれ、女性を本能的に惹きつける物質ともいわれます。

テストステロンは、男脳の形成に大きく影響を与えます。男性の攻撃性を高め、闘争心を駆り立て、男性を男性たらしめている最強の男性ホルモンがテストステロンなのです。

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おわりに

男女の脳の違い原始人男性イラスト

男性は、狩猟時代、獲物を捕らえるために、獲物と自分との距離を測るため空間認知能力が発達し、どのような方法で獲物をしとめるのが効果的かをずっと考える生活から、一点集中型の論理的思考能力を身に付けていきました。

同時に男性は、獲物を捕るために必要な素早い決断力も磨かれていきました。

一方、女性は、わが子の微妙な表情の違いで子供の状態を察知する能力が必要とされ、そのため女性は他人の表情や気持ちを、すばやく読み取る能力が発達していきました。

また女性は、他人とコミュニケーションをよくとることによって、争いを避け平和な生活環境を築こうとしたため、コミュニケーション能力が発達していきました。

このように、人間は長い進化の歴史の中で、厳しい自然環境の中、子孫を守り、生き残るため、男女は互いの脳を進化させていきました。

男女の脳が、それぞれのシーンに合わせて特化していったからこそ、多様な変化にも対応できたのでしょう。

時にケンカすることがあっても、男女の違いを互いに認め合い、補い合いながら、仲良くやっていきたいものですね。

男女のシルエット
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