インフルエンザワクチンは効果がない?打たないほうがいい理由


2015/2016シーズンからインフルエンザワクチンは4価ワクチンになりましたね。インフルエンザの流行時期が近づくと、「今年もそろそろインフルエンザワクチンを打たなくちゃ!」と思う人も多いでしょう。私もそうでした。

しかし、インフルエンザワクチンを打ってもインフルエンザにかかることも結構あるので、インフルエンザワクチンには、感染の予防効果がないことは経験的になんとなく感じてる人も多いと思います。

インフルエンザワクチンは、感染を予防するためではなく重症化しないことが目的だともいわれます。

ところが、「インフルエンザワクチンには重症化を防ぐ効果もなければ、かえって免疫力を低下させる」と読んで、「えっ!?」と思いました。

えっ!!
「ほんまかいな?」と思って色々調べてみると、インフルエンザワクチン接種の是非については医学界でも大きく意見が分かれるようで、私のような一般人は、「どっちがホント?」と、なおさら判断に迷います。


我が家が今お世話になってるドクターは、インフルエンザワクチン不要論のお考えの先生なので、私たち家族はワクチンを打ってませんが、インフルエンザワクチンを毎年恒例行事のように打ってる友人からは、「なぜ打たないの?」と冷たい視線を浴びます。

インフルエンザワクチンを打ったほうがいいのか悪いのか、その判断は素人の私にはできませんが、とりあえず友人達に「なぜワクチン打たないの?」と質問攻めにあった時のためにインフルエンザワクチン不要論の先生方のご意見をまとめてみました。

スポンサーリンク


インフルエンザワクチンに感染予防効果がない2つの理由

インフルエンザで熱を測る女性A

厚労省はホームページで、インフルエンザワクチンには感染の予防効果がないことは認めていますが、「感染」は抑えられなくても「発症」はある程度抑えられると書かれてあります。

しかしインフルエンザワクチン不要論の先生方は、インフルエンザワクチン接種の歴史からみても、ワクチンに効果がないことは明らかだと主張されています。

お若い方は、ご存じない時期のことだと思いますので、インフルエンザワクチンの歴史について少し触れてみたいと思います。

インフルエンザワクチンの歴史
1962年から小中学校でインフルエンザワクチンの集団接種が始まり、さらに1976年には3歳から15歳までの子供へ予防接種が義務化されました。にもかかわらずインフルエンザは日本中で毎年流行し続けました。学級閉鎖もよく行なわれました。

また1992年から1994年にかけては、インフルエンザワクチンを含むさまざまなワクチンの副作用によって被害をこうむった人たちが起こした20年以上に及ぶ訴訟に次々に勝利判決が下りました。

国の過失責任が認められ、ワクチンへの不信感が社会的にもどんどん高まっていきました。そしてついに、1994年、小中学校へのインフルエンザワクチンの集団接種が中止されたのです。(出典:インフルエンザワクチンは打たないで)

インフルエンザワクチン集団接種中止
このように厚生省(当時)は、小中学生への集団接種は確かに効果がなかったと認め、小中学校へのワクチンの集団接種が中止されたという過去の経緯が、すなわちインフルエンザワクチンの効果の無さを物語っているというのがワクチン不要論の先生方の主張です。

スポンサーリンク


では、インフルエンザワクチンに、なぜ感染予防効果を期待できないのでしょうか。その理由は、次の2点です。

【インフルエンザワクチンが効かない理由】
インフルエンザワクチンの注射
  1. インフルエンザワクチンは、のど・鼻に抗体は出来ない

  2. インフルエンザウィルスは変異が早すぎてワクチンを作っても出来上がったときには形が変わっている

それでは次に、それぞれの理由について、さらに詳しく見ていきましょう。


1.インフルエンザワクチンは、のど・鼻に抗体は出来ない


インフルエンザウィルス君

インフルエンザに自然に感染したときに出来る抗体は、「のど・鼻の粘膜」と「血液中」の2ヵ所にできます。そのため自然感染して免疫が作られた場合には、のどや鼻にインフルエンザウィルスがついても、そこで追い払ってくれます。


ところが、インフルエンザワクチンは、血液中に抗体はできますが、肝心の「のど・鼻の粘膜」には抗体ができません。インフルエンザウィルスは、のど・鼻から感染するので、のど・鼻に抗体ができないインフルエンザワクチンは感染が防げないのです。

スポンサーリンク


2.インフルエンザウィルスの変異の早さにワクチンが追いつけない


インフルエンザウィルスの変異B

インフルエンザワクチンは、翌年の冬に流行しそうなウィルスを予測して作られますが、その予想が当たる確率って、どの位なのかなと思って調べてみました。

「近年ワクチンの予測確率は高くなった」などどいう人がいますが、ピッタリ当たる確率は、宝くじに当たる確率よりも低いというのは、決してオーバーな表現ではないのです。(出典:医者には聞けないインフルエンザワクチンと薬)
宝くじの写真


インフルエンザウィルスは変異が早く、人間、鳥、豚などあらゆる動物に感染しながら、どんどん形を変えていきます。一人の人に感染して、その人が治る頃には、もう体内でウィルスが変異して変わっているものもあるそうです。

そのため、インフルエンザウィルスの型を予測してワクチンを作っても、その変異のスピードにワクチンが追いつけないのでウィルスの型と一致することはまずないそうです。

インフルエンザワクチンの葉っぱのライン
ここまでの内容については、私はインフルエンザワクチンに、もともと感染予防効果をあまり期待していなかったので、まだ許容できる範囲のことだったのですが、重症化を防ぐ目的で長年インフルエンザワクチンを接種してきた私にとっては、次から「えっ!?マジ??」という内容が続きます。

スポンサーリンク


インフルエンザワクチンは重症化を防ぐ効果はないの?

インフルエンザで重症化した女性

インフルエンザワクチンを打っておけば、かかったとしても軽く済むと思って、そのためにワクチンを打つ人も多いと思います。私もそうでした。

ところが、

「重症化を防ぐ」にはなんの裏付けもありません。インフルエンザワクチンは、脳症、高齢者の肺炎、そのどちらの重症化をも防ぐ効果はないのです。

ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかり高熱出して、ふうふう言ってる人が医師に「ワクチンを打ったのに」と苦情を言ったとしましょう。すると医師は「打ってなかったら、もっと酷かったよ。やっておいたからこれでも軽くすんだんだよ」と言うに決まっているのです。

打ったワクチンが重症化をある程度防いだかどうかなど、わかるわけがありません。「打ったから軽くすんだ」という言葉には何の根拠もないのです。

どの程度を重症というのかという基準にしても、「そうかな、ワクチンを打ったから、これで軽いのかな」という主観的な判断に頼るしかないわけです。基準もデータも何もありません。(出典:インフルエンザワクチンは打たないで)

ショックを受ける私


これを読んで、かなり驚きました。自分のことを振り返ってみると、インフルエンザワクチンを打ってても、肺炎になったこともありました。

でも、医師にワクチンを打ってなかったら、もっと酷かったかもよと言われてたら、素人の私は、納得してたでしょうし、ワクチンがどこまで重症化を防いでいるかということは、確かに分からないことでしょうね。

個人の体調・免疫力によって重症化する、しないが変わってくる中で、インフルエンザワクチンの効果で重症化しなかったかどうかのデータなど取れるわけがないという主張は、説得力があります。

スポンサーリンク


◆インフルエンザ脳症を防ぐ効果は?


インフルエンザで寝込む女の子
子供のインフルエンザで怖れられているのは、インフルエンザ脳症だと思います。小さなお子さんがいるご家庭では、一番心配な点ですよね。

■ インフルエンザ脳症 ■
  • インフルエンザ発症後に、発熱当日から2日の間に、けいれんや意味不明なことを口走るなどの異常行動を起こす
  • 脳が腫れ、意識障害を起こし後遺症を残す場合もある
  • 死亡率は約30%と高い
  • 発症するのは1歳前後の乳児に多く、ほとんどが5歳未満の幼児
  • 稀な病気


一時期インフルエンザ脳症を防ぐために、インフルエンザワクチンを打ちましょう的な宣伝が大々的にされ、ワクチン接種率が急激に上がったそうです。

要チェック
しかし、その後、厚生省(当時)が研究班を作って、インフルエンザ脳症の原因を調べた結果、脳症の原因は、インフルエンザそのものではなく、日本で使われてきたジクロフェナク(ボルタレン)、メフェナム酸(ポンタール)などの非ステロイド性抗炎症剤系の解熱剤が多くの脳症を引き起こしていることが明らかになっていきました。(出典:もうワクチンはやめなさい)


厚生省の研究班での調査では、インフルエンザワクチン自体には脳症を防ぐ効果はない、との結果がはっきり出ました。

また6歳以下の幼児ではインフルエンザワクチンの抗体は作られにくいので効果が低いこと、特に1歳未満の乳児にはワクチンの効果がはっきりしないこと、これらも厚労省の研究班によって報告されています。(出典:もうワクチンはやめなさい)


スポンサーリンク


◆高齢者のインフルエンザの重症化を防ぐ効果は?


高齢者がインフルエンザで寝込む姿
高齢の母と暮らす私にとっては、高齢者にインフルエンザワクチンを打つべきかどうかという問題はとても気になるところです。

デイサービスなどの介護施設を利用してると、インフルエンザワクチンを打つことを勧められます。

ニュースなどを見ていると、高齢者はインフルエンザで亡くなることが多いように思われますが、実際はインフルエンザというより合併症の肺炎によるもので、それもインフルエンザウィルスが原因なのではなく誤嚥性肺炎によるものがほとんどだそうです。

私の父も、寒い冬に入院先の病院でこの誤嚥性肺炎で亡くなっています。(参考:脳梗塞の後遺症による嚥下障害 誤嚥性肺炎の原因

2009年、80歳以上の高齢者で新型インフルエンザを発症した人はほとんどいませんでした。85歳以上の人のおよそ半数が、新型のA/H1N1に対し、極めて高い抗体を持っていることが分かりました。

2009年の新型インフルエンザ流行時期において、インフルエンザにかかった後に亡くなった60歳以上の方は、70名でした。ワクチン接種後に死亡した60歳以上の方は121名。

60歳以上の方は、インフルエンザにかかった後に亡くなった方より、インフルエンザワクチンを接種した後に亡くなった方のほうが多かったのです。(出典:もうワクチンはやめなさい)


高齢者へのワクチン接種率が80%に届くほどのアメリカでは、いまだに高齢者の平均寿命が上がっていません。インフルエンザによる肺炎が少なくなっているという報告もありません。(出典:インフルエンザワクチンは打たないで)


スポンサーリンク


◆インフルエンザワクチンは免疫を悪化させる?


インフルエンザワクチンを注射される子供A
インフルエンザに対する免疫力は、自然にインフルエンザに感染すると、ワクチンと違って強力な免疫力がつきます。このためインフルエンザに自然感染すると、その後、数年間はインフルエンザにかからずに済むことも多いんだとか。

そういわれて振り返ってみると、確かに私もそうでした。一度インフルエンザにかかって、高熱で苦しむと、その後5年間ほどはインフルエンザに全くかかりませんでした。

このため自然感染の機会の多かった大人は、子供に比べてインフルエンザにかかりにくく、かかったとしても症状が軽い場合が多いのです。


オランダのワクチン研究によると、定期的に子供にワクチン接種させたほうが免疫力が悪化するという報告があります。

2011年にオランダのエラスムス・メディカル・センターで行われたワクチン学の研究結果では、子供に定期的にワクチン接種を受けさせることで、インフルエンザと闘う免疫システムが悪化すると結論づけられている。

しかも、この研究は、ワクチン接種に反対している科学者ではなく、ワクチンの性能を改善するために賛同者によって行われた点は特筆すべき事項だ。
引用:http://biz-journal.jp/2015/03/post_8689.html


インフルエンザワクチンを接種される男の子
この報告によると、毎年お金をかけて子供にワクチンを打ったほうが、子供の免疫力を低下させ、インフルエンザと戦う力が弱くなってしまうというのです。

免疫力が下がると、インフルエンザにかかったときに重症化しやすくなるので、子供を持つ親御さんにとっては気になる研究報告ですよね。

スポンサーリンク


インフルエンザワクチンの中に入ってる物質が怖い?


Aさん
インフルエンザワクチンが、ほとんど効果なくても、少しでも効果があるなら、打っておいたほうが無難じゃない?

Bさん
ワクチンの中に、自閉症の原因物質や発がん性物質が入ってても平気?

Aさん
Σ( ̄ロ ̄|||)えっ!? なにそれ・・


◆ チメロサール

インフルエンザワクチンの中には、防腐剤としてチメロサールという水銀化合物が入っています。このチメロサールは、アメリカ連邦裁判所で、自閉症の原因になると正式に認められた物質です。詳細は、下記のサイトをご覧ください。↓

●自閉症はワクチンが原因!? ワクチンを打つ前に知っておきたいこと

●自閉症・発達障害 障がい児のための窓口 TK-SERVICE

小中学生に集団接種をしていた時代は、このチメロサールが原因でかなりの副作用をもたらしたそうです。

現在はチメロサールの量はごくわずかで、中にはチメロサールが添加されていない割高のワクチンもあるそうですが、防腐剤を使わないワクチンの安全性が保証されたわけではないとのこと。

ワクチンの中で細菌やカビが繁殖したら、かえって危険です。(参考:インフルエンザワクチンは打たないで)

ピンクの花のライン 水色の花のライン
◆ ホルマリン

また、インフルエンザワクチンを作る際にはホルマリンを使います。ホルマリンは、俗にシックハウス症候群という化学物質過敏症の原因となる劇薬で、発ガン性物質でもあります(参考:インフルエンザワクチンは打たないで)。

スポンサーリンク


このようにインフルエンザワクチンには、体に悪い物質がいろいろ入っていることを、長い間私は全く知りませんでした。

インフルエンザワクチン賛成派の先生方は、微量だから心配要らないとおっしゃいますが、一生の間に1回だけ打つというのなら、まだしも、毎年打つものですし、子供の場合には1シーズン2回です。

インフルエンザ予防のために、私はそこまでリスクを負いたくないというのが正直な気持ちです。

こちらにも、インフルエンザワクチンの効果について詳しく書かれていますので、ご参考になさってくださいね。
◆「インフルエンザワクチンの効果なしが再認識されました」「医療問題研究会」



おわりに

天びんのイラスト

インフルエンザワクチンに関しては、同じデータの解釈にしても、賛成派と反対派では真っ向から見方が違っていて、私のような素人は判断に迷いますが、それでも、インフルエンザワクチンのメリット・デメリットを天びんにかけて、どちらかを選ばなければいけないわけです。

私の場合は、ワクチンを毎年打ってきて、あまりメリットを感じられなかったことと、ワクチンの中に入ってる怖い物質が気がかりなこともあって、インフルエンザワクチンを打つことを止めました。

しかし、それはあくまでも私個人の体験にもとづく考え方であって、人それぞれ年齢・体質・状況が違えば、考え方や対応も異なってくると思います。

私自身も今はインフルエンザワクチンを打たない方向でいますが、この先、効果的で安全性の高いワクチンが出てくれば考え直すかもしれません。

あなたがインフルエンザワクチンを打つ・打たないの選択に迷われたときには、医師に十分ご相談なさって、あなたにとってベストの選択をなさることを願っています。
祈り
今シーズン、あなたと大切なご家族が、どうかインフルエンザにかかりませんように!

スポンサーリンク


参考書籍
  • インフルエンザワクチンは打たないで 母里啓子著
  • もうワクチンはやめなさい 母里啓子著
  • 医者には聞けないインフルエンザワクチンと薬 監修 母里啓子・山本英彦・浜六郎




コメントを残す

CAPTCHA



サブコンテンツ

このページの先頭へ