おしっこ(尿)の色と量で健康チェック!体の異変に早く気づこう
おしっこ(尿)の色と量って、普段チェックしてますか?病院に行って尿検査を受けるのは面倒だけど、おしっこを自己チェックするなら簡単ですよね。
おしっこは、体中の血液を、ろ過したものからできるので、体の異常がダイレクトに出てくる場合が多いのです。おしっこの色と量で、体の中で何が起こっているのかを予測することができます。
忙しい現代人は体調がすぐれなくても、病院に検査にいく時間がないので、とかく我慢しがち。そんな人にこそ身に付けてほしい「おしっこチェック」!
「たかが、おしっこ!されど、おしっこ!」
今回は、健康のバロメータである おしっこについて取り上げてみたいと思います。
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1日のおしっこの量(尿量)は、どのくらい?
1日のおしっこの量は、摂取した水分量によっても異なりますが、普通は男性で1500~2000ml、女性では1000~1500ml。もちろん水をたくさん飲めば増えますし、大量の汗をかくと尿量は減ります。またお酒やコーヒー、お茶には、利尿作用があるので、これらをたくさん飲むと、尿量も増えます。
人間は、おしっこの量を調節することによって、体内の水分量を一定に保とうとします。
おしっこの我慢の限界はどのくらい?
腎臓でつくられた尿は、尿管を通って膀胱にたまります。膀胱内に250~300mlのおしっこが溜まると、膀胱から感覚神経を通じて、脳に指令が伝わり、トイレに行きたいと思います。1回あたりの量を250ml程度で計算すると、1日に6~8回ぐらいが平均的な排尿回数です。
でも、時と場所によってトイレを我慢しなければいけない時もありますよね。そのときには、膀胱の筋肉を締めることで尿意を我慢するのですが、この我慢の限界の量は、個人差がとても大きいようです。
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一般的には、膀胱の容量は約500mlほどで、400ml以上たまると、自分の意思では我慢できずに排尿してしまう、いわゆる、おもらしとなります。
しかし、膀胱容量は個人差が大きく、成人男子で体格の大きな人だと、1000~1200ml程度、中にはそれ以上ある人もいるようです。

普通の人でも眠ってる間というのは、膀胱が弛緩して、起きてるときの1.5倍ほど尿量を膀胱に溜めることができます。
おしっこの回数が普段より多くなったときには、膀胱・尿道・前立腺などの疾患の可能性があります。では、一日に何回くらいトイレに行けば、頻尿になるのでしょうか?
頻尿には、日中起きているときに頻繁にトイレに通う「昼間頻尿」と、夜中にトイレに目覚める夜間頻尿があります。
【トイレの回数の目安】

夜間頻尿は、医学的には「夜、排尿のため1回以上起きなければいけない」状態をいいますが、実際には、一晩に2回以上のときに治療の対象となることが多いようです。
また反対におしっこの回数が少なくなったときには、腎臓機能の障害の可能性もあります。何日も続くようなら、一度病院で詳しく検査を受けたほうがいいでしょう。
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おしっこの色で病気がわかる

体の中で、おしっこのもとを作っているのは腎臓です。腎臓には、毛細血管のかたまりのような「糸球体」という組織があり、そこで血液が、ろ過されて尿のもとである「原尿」がつくられます。
この原尿が全部排泄されるわけではなく、再度吸収されて必要な成分と不要なものをより分け、要らないものだけを尿として出します。尿として排泄される90%以上は水分です。
このように原尿は、全身を巡ってきた血液をろ過したものなので、おしっこには、さまざまな成分が混じっています。
そのおしっこを調べることによって、身体の異常を調べようというのが尿検査です。
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おしっこの色は、何が混じっているかによって変わってきます。
尿糖や尿たんぱくのように色がつかない成分もありますが、色の変化は、自分でも気づきやすい要素なので、自分のおしっこの色を普段から注意することは、健康管理の手がかりになります。
おしっこの色は、多少個人差はありますが、普通は淡黄色~透明で、起床直後や大量に汗をかいたあとは、やや濃い黄色です。

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ま と め

おしっこは、健康のバロメータ。
おしっこの異常が、体のSOSサインになることは、とても多いです。
尿チェックは、手軽にできる健康チェックですから、大切なあなたの健康のために、おしっこのサインを見逃さないようにしてくださいね♪
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