泣くストレス解消法!感動の涙は心の癒し
現代のストレス社会の中で、毎日多忙に追われるビジネスマンは大変ですよね。朝はラッシュアワーにもまれてヘトヘトになって出勤し、会社では、やたらと上司に怒られ、ようやく家に帰ったら家族は無関心…。
これでは心が休まる間もなくストレスが溜まる一方ですよね。そんな時、ストレスをどうやって発散させてますか?
実は、思いっきり泣いてしまうのも1つの方法です!
感動したり悲しいときに流す涙は、ストレス解消にとても効果があり、最近はストレス解消のための涙活イベントなるものも、あちこちで催されているほどです。
では、どうして涙を流すことがストレス解消にいいのでしょうか?
セロトニン研究で有名な脳生理学者の有田 秀穂氏のベストセラー本「脳からストレスを消す技術」に、涙に隠されたストレス解消能力について興味深いことが書かれてあるので、ほんの一部ですが、ご紹介したいと思います。
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ストレス解消に効くのは情動の涙

涙には、眼球の保護をする生理的な涙や、玉ねぎを切ったときに流れる涙、あくびをしたときに流れる涙などがありますが、ストレス解消に効果があるのは、感動したり悲しいときに流す情動の涙だそうです。
ストレス解消したいからといって、玉ねぎを切って涙を流しても無駄なんですね(笑)。
悲しい、悔しい、つらい、寂しいというときに流す涙や、感動して流す涙は、人間にしか流せない涙で、この情動の涙には、大きなストレス解消効果があり、涙は人間に備わっている抗ストレス能力なんだそうです。
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泣くと、なぜストレス解消になるのか

私たちの体は、起きている間は交感神経が優位に働き、リラックスしたり眠ってる状態のときには、副交感神経が優位に働きます。
この交感神経と副交感神経の2つの自律神経のバランスが整ってると、健康な状態が保たれます。
ところが、人がストレス状態にあるときは、交感神経の緊張が非常に高まっている状態になり、眠ってしまわない限りは、副交感神経優位に、なかなかスパッと切り換えができません。
しかし、起きている状態でも、副交感神経優位にスパッと切り換えができる方法が一つだけあります。
それが泣くことです。
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涙を流す涙腺は、副交感神経のコントロール下にあって、副交感神経の興奮によって涙は流れます。
涙を流すことによって、ストレスで交感神経の緊張が高まった状態を、副交感神経優位に切り換えてくれるので、ストレス解消に役立つというわけです。

私は、ストレスが溜まってくると、感動する映画やドラマを観まくっていました。泣くことがストレス解消になると知らない頃から、精神的に煮詰まってくると、感動する映画を観たくなるのです。
なぜかというと、感動・共感の涙をいっぱい流すと、その後にスッキリするからです。悩んでることがあっても、思いっきり泣いた後は、「ま、いっか」という気分になります。
以前は、映画やドラマを観て、感動の涙を流していましたが、それをやると数時間かかってしまうので、今は、Youtube の動画などで、泣ける動画を「お気に入り」に入れておいて、ストレスが溜まってきたなぁ~と感じたら、それを観て泣きます。
感動・共感の涙は、ストレス解消に効きますよ!これオススメです♪ 涙は、心の癒しです。
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ストレス解消には、笑うより泣いたほうがいい
笑うことは免疫力を活性化するということで医療の分野でも「笑い」の効果を積極的に取り入れようとしているところが増えてきています。
「笑う」ことと「泣く」ことの効果を調べてみると、ストレス解消効果も免疫力アップ効果も共に、「泣く」ことのほうが「笑う」ことよりも効果が高いそうです。
ただし、泣くことと笑うことでは、ストレス解消効果に違いがあって、泣くと気持ちは「スッキリ」するのに対して、笑った場合は「元気が出る」感じになるそうです。

泣くほうが笑うことよりも、ストレス解消にも免疫力アップにも効果が高いと分かっても、実際は、人はそうそう泣けないですよね。
その点、笑うことは、いつでもどこでも出来ますから、周りの状況を見ながら、泣くことと笑うことを上手く使い分けていくのがストレス解消のコツです。
要するに人は、あまり我慢しないで、泣きたいときに泣いて、笑いたいときに笑うのが一番ストレスが溜まらないということなのでしょうね。
興味深いのは、同じ涙でも、役者の流す涙は、ストレス解消にはならず、かえってストレスを増やしてしまうそうです。自分の感情に正直に、自然に流れる涙がストレスを解消してくれるというわけですね。
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ストレス解消の涙活は、朝より夜がいい

ストレス解消を目的とした泣き方には、いくつかのコツがあります。
まず時間帯は朝よりも夜が効果が上がります。朝はそれほどストレスが溜まってないので、ストレスが溜まってきた夜のほうが効果が上がります。
出来れば週1回、週末の時間のゆっくり取れるときに、映画でもドラマでも感動の涙を流せるものなら何でもいいので、我慢しないで、いっぱい泣いてください。
泣くことによってストレス解消できるだけでなく、人の心に安らぎをもたらしてくれるセロトニンというホルモンも出やすくしてくれます。

今まで泣くことを我慢してきた人も多いと思います。男性は特に人前で涙を見せることに抵抗があるかもしれませんが、感動の涙を流すことはストレス解消になり、心の安定をもたらしてくれるセロトニンの活性化にも繋がります。
週末の夜は、好きな動画や音楽などで思いっきり感動の涙を流してください。涙を流すことは、手軽にお安くストレス解消できる最高の癒しですよ♪
最後に、ストレスに対して強くなるために、セロトニンを増やそうということで、そのセロトニンを作り出す万能食材についてご紹介しますね。↓
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セロトニンとは、幸せホルモンと呼ばれるように、人間の精神面に大きな影響をもたらすホルモンで、十分足りていれば幸福感を感じ、心の安らぎをもたらしてくれますが、足りなくなると、イライラしたり落ち込みやすくなったり、キレやすくなったり、ひいては、うつ病を引き起こす原因にもなります。
セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸で、これは体内では合成できないので食べ物から摂らないといけないものです。その他に、セロトニンの合成に必要なものがビタミンB6と炭水化物。

たった一つの食品で、トリプトファンとビタミンB6と炭水化物の全部を摂れるのが「バナナ」です。
バナナはセロトニン万能食材なので、積極的にとることをオススメします。私も、このバナナが大好きで、サルのように、よ~くバナナを食べています。
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