アスペルガー症候群の子供の特徴と対応 自閉症スペクトラム 


アスペルガー症候群の子供は、言葉や知的な遅れがなく、比較的勉強ができることから、障害に気づかれないまま大人になることもあります。

この気づかれにくい「目に見えない障害」のために、本人は周囲から誤解を受けやすく疎外感や孤独感を強めていることがあります。

孤独な子ども
親や周りの人たちも、扱いにくい子供と思い、間違った方法で接しがちです。アスペルガー症候群の弱点や欠点を無理やり治そうとしても、脳機能のかたよりのために起こる障害なので、彼らは、どうすることもできずに苦しむばかりです。

その結果、問題がさらに大きくなり、アスペルガー症候群の子供は、もともと持っていなかった二次障害の苦しみに追い込まれてしまいます。


アスペルガー症候群の人は、すぐれた能力を持っており、そのために一芸に秀でた人や、専門分野ですぐれた業績をあげている人も少なくありません。しかし、彼らは周囲の人たちの正しい理解がなければ、その豊かな能力を発揮していくことができません。

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彼らの特性をきちんと理解して対応することで、彼らは、得意分野でそのすぐれた能力を発揮できるようになるのです。

今回は、アスペルガー症候群の子供の特徴と、アスペルガー症候群の子供にどう接したらいいのか正しい対応の仕方について取り上げてみました。

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アスペルガー症候群の子供の特徴


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アスペルガー症候群とは、自閉症の3つの特性(社会性・コミュニケーション・想像力の3つ組の障害)を持っており、言葉や知的な遅れがない自閉症をいいます。


アスペルガー症候群の子供は、普通の子供と同じように言葉を話すことができ、部分的には高い能力を示すことがあるので、言葉の発達面だけを見ていると、子供の障害を見逃してしまうケースもあります。


アスペルガー症候群は、ある程度成長しないと分かりにくい障害ですが、気をつけて観察していると幼い頃から小さな兆候が現われています。


赤ちゃんのときから抱っこしていても目を合わせないとか、部屋にひとりでおいていても長時間静かにしている、あるいは一人で遊んでばかりいる、言葉は話せるのに会話がギクシャクしたり、何となくかみ合わない・・・といったように子供に気になる特徴が見られた場合には、3歳児検診などで専門家に相談してみましょう。


アスペルガー子供の表 スマホはクリックで拡大

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アスペルガー症候群の子供の特徴


アスペルガー症候群の子供には、さまざまな特徴がありますが、特徴の現われ方は、一人ひとり異なります。
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  • たとえ親でも目をあわせないことがある

  • 抱っこや、さわられることを嫌がる

  • お気に入りのオモチャを友達に見せたりする共感行動がない

  • 友達が困ったり話題を変えたいと思ってることに気づかない

  • 同年代の子供より大人との会話を好む傾向がある

  • 人見知りがなく、初対面の人でも平気で話しかけていく
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  • 年齢のわりに、大人びた言い方、ていねいな言い方をする

  • 相手の表情や身ぶり手ぶりが分からない

  • 言葉の言外の意味や慣用句、皮肉が理解できない(「まっすぐ帰って」といわれると「曲がらないと帰れない」と言う)

  • あいまいな言葉づかいや省略した言葉づかいや代名詞が理解できない(「きちんと片付けなさい」と言われても、「きちんと」というあいまいな表現が分からない。具体的に指示されないと分からない)

  • 予定外のことに対応できない(いつも通っている駅からの帰り道が工事中で通れなかったりすると、急に立ち止まってしまう。他の道を通って帰る考えが浮かばない)

  • 同時に2つ以上のことをすることが苦手

  • 運動が苦手なケースが多い。特に球技などのルールと体の動きが複雑に組み合わさっているスポーツは混乱してしまう。
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  • 記憶することは得意だが、想像することは苦手

  • 興味のあることには何時間でも集中できる

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アスペルガー症候群の子供への対応(接し方)

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アスペルガー症候群の特性は、脳のかたよりによるものから起こるものなので、本人の努力で特性が変わることはありません。


それを無理やり治そうとすれば、本人はストレスを感じて、二次障害を引き起こすこともあります。


アスペルガー症候群の子供に接するときには、無理に矯正しようとせず、ありのままに子供を受け入れて、成長を待つことが大切です。


アスペルガー症候群の子供への対応で気をつける7つのポイント

  1. 指示は一つずつ

  2. テレビを消す、椅子に座る、食事を食べる、という一連の行動も一度にいわずに一つずつ分けて言う。

  3. 具体的に言う

  4. 「服をきちんと着て」と言われても抽象的で子供は理解できないので、「服のボタンを上から下まで全部締めて」「シャツのすそを全部ズボンに入れて」というような具体的な言い方をする。
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  5. 指示は短く

  6. 「手を洗って着替えをしてから、おやつを食べなさい」ではなく、「まず手を洗いなさい」と指示はできるだけ短くする。

  7. 言葉+視覚的に見せる

  8. 言葉だけで通じない場合は、イラストや写真を一緒に見せると理解しやすくなる。文字やジェスチャーのほうを好む子供もいる。
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  9. 否定的に叱らない

  10. 「○○したらダメ」と言うのではなく「○○をします」と肯定的な言葉で指示する。「顔を洗わないとダメでしょ」ではなく「顔を洗いましょうね」と指示する

  11. 予定を伝える

  12. いつもと違うことがある時には、前もって変更の内容を伝える。何時から何時まで何をするのか前もって伝えると、子供の混乱は少なくなる。

  13. できないことは指示しない

  14. 障害のためにできないことを「練習すればできるはずだ」という間違った思い込みで何度もさせると、子供は失敗して自信をなくすので、自信をなくさせるようなことは避けること。

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起こりやすいトラブルと子供への対応の仕方(接し方のコツ)

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アスペルガー症候群の子供は、脳の機能のかたよりのために、本人は全く悪気はないのに周囲とさまざまなトラブルを起こすことがあります。トラブルが起きたときの対応の仕方を理解しておきましょう。


体に触られることを嫌がる

わがままなのではなく、感覚が過敏なために触れられると苦痛に感じるためです。嫌がるときには無理に触らないことが大切で、どんな触り方なら抵抗がないかを観察し、抵抗が少ないことから少しずつ慣れさせていきましょう。

子供に服を着せたり、体に触らないと身のまわりのことができないときには、体を触る前に声をかけるなどして、こちらに注意を向けさせてから触ります。


お風呂が嫌い
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感覚が過敏で、水が顔にかかったり、頭から水を浴びせられるのが苦痛なためにお風呂が嫌いになることが多いようです。突然水をかけるなど、嫌がることは避けて、水遊びなどをして徐々に水に慣れさせるようにしましょう。

お風呂場の響くような音や匂いが苦手だったりすることもあるので、何が苦手なのかを観察して、排除できるものであれば工夫して排除するようにしましょう。また、体や頭を洗うときに触られることが苦手な子もいます。無理に触ったりせず、洗い方を教えて自分でできるようにしていきましょう。


トイレが嫌い
トイレのイラストA
芳香剤などのにおい、水が流れる音、狭さや暗さ、便座の感触などが苦手で、トイレという空間が嫌いになることが多いようです。においや暗さなど、改善できるところは直し、トイレを快適な空間にすると同時に、おもちゃを置いたりして慣れさせましょう。

トイレに無理に連れていこうとすると、それがトラウマとなり、パニック状態になることもあるので、無理は厳禁です。

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食べ物の好き嫌いが激しい
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わがままで食べ物の好き嫌いが激しいわけではありません。極端な食べ物の好き嫌いは、やがて治まります。怒ったり、無理に偏食を直そうとすると食事をとらずに、おやつばかり食べるなど弊害を起こしやすくなります。

食感や見た目が苦手なことも多いので、切り方や調理方法、味付け、盛りつけなどを変えてみると食べられるようになることもあります。また、まわりが美味しそうに食べていると、すぐには食べなくても「食べてみようかな」という気になることもあります。


洋服の着脱ができない・季節に合わせた服装ができない
男の子の着替え
服の着替えがうまくできないのは、手足の不器用さと体の位置感覚をうまく認知できないという問題が関係しています。服の着替えについては繰り返し教え、着替えたら自分で鏡でチェックする習慣をつけさせましょう。

また季節や気温に合わせた服装をすることも教えていかなければなりません。気温が何度以下になったときの服装はこうする、気温が何度以上になったときの服装はこうする、と細かく決めて、写真や絵などで示します。


話や行動が一方的で、相手を気にしない

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言いたいことを一方的に話して相手の話を聞こうとしなかったり、好きなことに夢中になって周りを気にしなくなることがあります。これは「2つ以上のことを同時にできない」という認知の障害からくるもので、何か一つのことに集中すると、周りが見えなくなるのです。

このようなときは、「今度はお母さんがお話する番です」「○○君の次にお話してください」というように、はっきり指示しましょう。感情的に叱ったりせず、落ち着いた口調で分かりやすい言葉で伝えます。

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人の気持ちや場の空気を読み取れない

アスペルガー症候群の子供は、相手の表情をうかがいながら話をしたり、その場の雰囲気を考慮しながら行動することが苦手です。「みんなが静かにしているときは、あなたも静かにします」といった具合に、「○○のときは△△します」とパターンごとに教えていく必要があります。

また表情や身振り、しぐさにも相手の意思や感情が含まれてることも教えていきます。いろいろな表情や身振り・しぐさなどを実際にして見せたり、写真などを見せながら、その意味を具体的に教えていきましょう。


冗談がわからない・会話がすれ違う
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慣用句やあいさつなどの決まり文句にうまく対応できず、会話がすれ違うことがありますが、そのようなときは、どういう意味なのか、どう答えたらよいのかを正確に教える必要があります。冗談も、どこがどう面白くて他の人が笑うのか説明することが大切です。

また覚えた慣用句や難しい言葉、敬語などをひんぱんに使うことがありますが、間違った使い方をしていることもあります。そのときには、正しい意味や使い方を子供に分かりやすい言葉で教えるようにしましょう。


スポーツなどのルールが分からない
子供の分からない様子
アスペルガー症候群の子供は、体を動かすことや、スポーツなどの複雑なルールを理解することも苦手です。

ルールを教えるときは、全体像から教えます。最初に勝敗を教えると、勝敗にひどくこだわるようになるので、勝敗については最初に教えないようにします。ルールを説明するときは、ビデオや写真など視覚的なものを使って説明するとよいでしょう。

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危ないことを平気でする
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アスペルガー症候群の子供は、これをやったらどうなるかということが想像できないため、高い所に登って飛び降りるなど、危ないことでも何でもしてしまいます。

その結果、ケガをしたり、他の人を傷つけてしまうこともありますから、危ないことをしたときや、しそうなときは、しっかり注意して止めさせなければいけません。

やめさせるときは、「高いところに登ってはいけません」「塀の上を歩かないで、地面を歩きます」というように、何をしてはいけないのか、どうしなければいけないのかだけを、はっきり伝えます。

「危ないでしょ!」と叫んでも、びっくりさせるだけで、何が危ないのかが子供は分かりません。叫んだりせず、低い声ではっきりと、「やめなさい」「いけない」ということだけを伝えます。


何度も同じ間違いを繰り返す

何度教えても覚えられず、いつも同じ間違いを繰り返すのは、何が間違っていて何が正しいのか分からず混乱しているからです。

そのようなときは、親や周りの人も、ついイライラしがちですが、感情的になるとますます子供は混乱します。冷静に根気よく教えるしかありません。

また教え方が子供に適していなかったり環境に問題がある場合もありますから、教え方はこれでいいのか、間違いやすい環境になっていないかということに目を向けるようにしましょう。教えるときは、口で言うだけでなく、絵や写真などを使って教えるとよいでしょう。


パニック状態に陥る
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アスペルガー症候群の子供は、突然体に触られたり、大きな音がしたり、予想外のことや苦手なこと、理解できない情報などが入ってくると、頭の中が混乱して、泣きわめいたり暴れたりパニック状態になることがあります。

家の中でパニック状態になったときは、自分の部屋やトイレ、お風呂場など、できるだけ1人になれるところに連れていきます。外にいる場合は、その場から離し、子供が落ち着くのを待ちます。

そういうときに、優しく抱きしめたりすると逆効果になることも少なくありません。叱って落ち着かせるのは状況を悪化させます。1人にさせておいて静かに黙って落ち着くまで見守りましょう。

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アスペルガー症候群は遺伝の可能性があるの?

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アスペルガー症候群の原因は、まだはっきりと解明されていませんが、遺伝的要因が高いといわれています。親の育て方やしつけなどの問題ではなく、遺伝的要因によって脳機能に障害が生じて起きると考えられています。


最近の脳科学の研究により、アスペルガー症候群では、通常とは異なった脳の使い方をすることが分かっています。


アスペルガー症候群の子供の多くは、人の顔の表情を読み取ることが苦手ですが、成長するにつれて表情を読み取ることができるようになります。


脳内を調べると、アスペルガー症候群の大人は、普通の人が顔の表情を読み取るときに使う部分とは違う部分の脳を活性化させて表情を読んでいることがわかりました。


たとえば、高い所では、普通の人は「高い所→怖い・危ない」と直感的に思います。ところが、アスペルガー症候群の人は、高い所を直感的に怖い・危ないとは思わず、「高い所→落ちる可能性がある→落ちるとケガをする→ケガは痛い」というプロセスを経て初めて「高い所は怖い・危ない」と認識します。


アスペルガー症候群の子供は、こうしたことを経験から自分で学習したり、人から教えられたりしながら身に付けていきます。

アスペルガー症候群は遺伝する確率が高いのか、また遺伝以外の発症要因として、どのようなものが考えられているのかについては、こちらもご参考になさってください。
◆アスペルガー症候群が遺伝する確率は高い?他にもある発症要因とは


アスペルガー症候群は治せるの?

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アスペルガー症候群は、脳の機能障害なので、治療によって完治する病気ではありません。


かといって、何もしないで放っておくと、アスペルガー症候群の特性のために周囲から誤解を受けて、本人は、生きづらさを感じて二次障害を引き起こしてしまいます。


アスペルガー症候群の子供は、友達との関係が築きにくいために、学校でイジメにあって不登校になったりストレスから心身症や対人恐怖などになることがあります。また、どんなに頑張っても苦手なことを克服できないために自信をなくし、うつになったり行動障害を引き起こすこともあります。


そうならないためにも、社会で生きていくためのさまざまなスキルを身に付けさせることが大事です。早期発見・早期介入が二次障害を最小限に抑えます。


アスペルガー症候群では、原則として薬物療法は行われていません。


薬物療法が行われるのは、二次的な症状が起きている場合です。二次的に心身の不調がでている場合、その点には薬が作用するため薬物療法が行われます。


たとえばADHDをあわせ持っていて、その影響が強い場合には、ADHDの特性を抑える薬を投与する場合があります。


また最近の研究によると「オキシトシン」というホルモンが、自閉症スペクトラムの社会性向上につながったという報告がありますが、現在は、その有効性の検証が待たれている段階です。

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アスペルガー症候群はどこに相談すればいいの?

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もし、わが子にアスペルガー症候群のサインが見られ、「もしかしたら」と思ったら、出来るだけ早い段階で児童相談所小児神経科、児童精神科に相談しましょう。


各都道府県には発達障害者支援センターが設置されており、匿名での相談にも応じてくれますので、安心して相談なさってみてください。


◆病院や相談所に行くときに持参するもの
健康保険証
母子手帳
乳幼児検診などの検査結果
育児ノートや先生との連絡ノート
メモ帳と筆記用具

※ 事前にかかりつけの小児科医がいる場合は、紹介状などを持っていくのもいいでしょう。

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アスペルガー症候群 → 自閉症スペクトラム障害

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2013年5月に、19年ぶりに精神障害の診断と統計マニュアルが改定され、改訂版の「DSM-5」では、アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラムという分類に正式に統一されるようになりました。


そのため従来「アスペルガー障害」といわれていた診断名は、「自閉症スペクトラム障害」となりましたが、一般的には自閉症スペクトラムという用語は広く知られていないので、当ブログでは、アスペルガー症候群の名称を使っています。


アスペルガー症候群の人が生まれてくる割合については、人口の1%前後とする説、500人に1人という説、1000人に1人という説、4000人に1人とする説・・と参考書籍によってもまちまちですが、男女比は、男3~4対女1の割合で男性が多いとされています。


ま と め

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アスペルガー症候群の子供は、特性の現われ方が一人ひとり異なります。

一般的にはアスペルガー症候群の子供は、文字や写真、イラストなどの視覚から入る情報のほうが理解しやすいといわれていますが、全ての子供に当てはまるわけではなく、目から入る情報よりも耳から入る情報のほうが理解しやすい子供もいます。

特性が一人ひとり違うので、対応もその子供に合った対応をすることが大切です。

アスペルガー症候群の子供は、できないこともたくさんありますが、素晴らしい才能も持っています。その豊かな才能を引き出すためには、周囲の適切な対応が必要で、そのためには、アスペルガー症候群の子供の特性をしっかりと理解することが大切です。


アスペルガー症候群の子供を持つ親御さんは、学校や周囲の人たちに、わが子を理解されず苦しんでおられる方々もたくさんいらっしゃいます。


言葉の遅れや知的遅れがないために一見したところ見えにくい障害なので、周囲から誤った対応をされがちで、そのために二次障害を引き起こすケースもあります。


アスペルガー症候群への正しい理解と適切な対応方法が、もっと社会に広まれば、彼らの二次障害、また親御さんの苦しみも今より減ることでしょう。


アスペルガー症候群の関連記事のイラストC
【アスペルガー症候群の子供の改善法については、こちらもご参考になさってください】
◆発達障害は子供への対応次第で改善も予防もできる
◆発達障害の子供の治療!栄養療法で劇的に改善された子供達
◆アスペルガー症候群の治療 子供にミネラル補給で劇的に改善!

【アスペルガー症候群についての関連情報を集めました】
◆アスペルガー症候群の特徴 大人の場合 自閉症スペクトラム
◆アスペルガー症候群(大人)の人との職場での接し方
◆アスペルガー症候群が遺伝する確率は高い?他にもある発症要因とは
◆アスペルガー症候群の女性の特徴 男性との違いと悩み解消のコツ
◆アスペルガー症候群とADHDの違い!特徴の徹底比較





4 Responses to “アスペルガー症候群の子供の特徴と対応 自閉症スペクトラム ”

  1. サボさん より:

    小学6年生のアスペルガーの子供を持つ父親です、実子ではありません、妻の連れ子です。子供に対して不適切な言葉となりますが、もう本当にこの子が嫌で嫌で仕方ありません、一緒に居るだけでストレスを感じ殺意さえ覚えます、下の子供もいるのですがこの子にはまったく症状はみられず、親として成長を微笑ましく思えます、しかしアスペルガーの子供には全く成長が見れません、それが特徴というのも分かりますし、こちらの根気も必要なのもわかりますが もう限界です。

    • poteto より:

      サボ様

      コメントどうもありがとうございます。

      うーん・・難しい問題ですね。確かにアスペルガーのお子さんをお持ちの親御さんは、実の親でも大変なご苦労をなさると思います。

      サボ様も今まで相当大変なご苦労をなさってきて苦しみ抜いた上での感情だとは思いますが、生意気なことを言って申し訳ないのですが、苦しいのはサボ様だけでなく、親に愛されていないと感じ続けるお子さんのほうも同じように、いや、それ以上に辛く苦しいだろうと思います。

      アスペルガーのお子さんは、自分で望んでアスペルガーの特性を持って生まれてきたわけではありません。にもかかわらず、あらゆる場面でアスペルガーの特性のために偏見や誤解を持たれて日々生きているのです。

      ひょっとしたら来世、私もサボ様も、アスペルガーとして生まれてくる可能性もあります。もし自分がそうだったらと想像すると、お子さんに対する見方が少しは変わりませんか?

      今のままでは、お子さんにとってもサボ様にとってもお辛い状況だと思いますので、一度アスペルガーの専門の先生や公的な相談窓口(発達障害者支援センター)にご相談なさってみてはいかがでしょうか。

      第3者が入ることで冷静に状況を見れることもあるかもしれません。また奥様ともじっくり話し合われてみることは難しいでしょうか?


      自分のことで恐縮ですが、私は認知症の母の介護を自宅で一人で看ています。認知症の介護は壮絶で、トイレ以外の場所で排便してしまう親の介護をするのは本当に大変で、時々叫びたくなるほど苦しい時もあります。一人で泣くこともよくあります。

      でも私は母を愛しています。赤ん坊のように訳の分からないことを言って困らせる母でも、私は母が大好きです。

      サボ様が実子でないアスペルガーのお子さんを育てるのは、本当に大変なお苦しみだと思います。

      そんなサボ様にお願いするのは、こくなのかもしれませんが、どうかアスペルガーのお子さんを愛してあげてください。

      アスペルガーのお子さんも、愛情を持って接していけば、スピードは遅くても、ちゃんと成長していきますよ。

      でも、それが出来ないからこそサボ様は苦しんでいらっしゃるのでしょうね。生意気なことを申し上げてすみません。

      • サボさん より:

        poteto様
        ありがとうございます。
        そうですよね、自分で望んで持って産まれたわけではないんですよね、子供の立場になって考える余裕もなかったのかと思い猛省しました。
        少し光りが見えたような気がします。

        • poteto より:

          サボ様

          お返事コメントどうもありがとうございます。

          子育てで苦しんでいらっしゃるサボ様に対して、生意気なコメントをした私の言葉にも、素直に耳を傾けてくださったことに対して、心からお礼申し上げます。

          アスペルガーのお子さんの子育ては、本当に大変なことと思いますが、そんな苦しみの中にあっても、他人の言葉に耳を傾けられるサボ様は素晴らしい方だと思いました。

          サボ様なら、アスペルガーのお子さんの隠れた能力を見つけてあげられるかもしれません。

          あの発明王のエジソンはアスペルガーとしても有名ですが、少年時代のエジソンは超問題児で、学校でも理解者は誰もいなく、担任からは「君の頭は腐っている」と吐き捨てられ、校長からも「他の生徒たちの迷惑になる」といわれ3ヶ月で退学。

          それでもお母様だけは、どんなことがあってもエジソンを深い愛情で支え続け、エジソンの隠れた能力を伸ばしたのは母の愛だと以前読んだことがあります。

          アスペルガーのお子さんは、普通のお子さんが真似のできない能力を持っているので、その隠れた能力を見出してあげると、思わぬ力を発揮することがあります。

          サボ様が、私のブログにコメント下さったのも、アスペルガーのお子さんを何とかしたいという思いで色々調べていらっしゃったからだろうと思います。

          サボ様、これからも大変なことはいっぱいあると思いますが、どうか頑張ってください。アスペルガーのお子さんが学校でイジメにあわないように見守ってあげてください。

          辛いこともいっぱいあると思いますが、子供に注いだ愛情は、いつかきっと実りますよ!サボ様のご家族の皆さまのお幸せを陰ながら心より祈っております。

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