体温を上げる重要性!免疫力を高めて強い身体を!
風邪やインフルエンザが流行ってるときに、かかる人とかからない人がいますよね。周囲がインフルエンザに次々とやられていく中で、なぜかいつもインフルエンザにかからない元気な人っていますよね。
それは免疫力の違いによって起こります。免疫力とは、文字通り、病気(疫)を免れる力のことで、病気に対する抵抗力のことです。
免疫力の高い人は、インフルエンザにかかりにくかったり、かかったとしても治りが早かったり、そのほかの病気にも、かかりにくくなります。
この免疫力は、実は体温と深~い関係があるんだとか!
そこで今回は、風邪やインフルエンザに負けない体を作るためにも、体温を上げて免疫力アップさせる方法について取り上げてみました。
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免疫力と体温の深い関係

インフルエンザにかかった時に、高熱が出ますよね。熱が高いと、あら大変!と、焦ってすぐに解熱薬を飲むと、かえって治りが遅くなってしまいます。
風邪やインフルエンザのときは、人は、体温を上げて免疫力を高めて、ウィルス(まれに細菌)と一生懸命戦います。
体温が1度上がると、免疫力は5~6倍もアップします。
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しかし、そこで解熱薬で強制的に体温を下げてしまうと免疫力がガタ落ちになり、ウィルスをなかなか退治できず長引いてしまいます。
つまり高熱は、病気ではなく、体に入ってきたウィルスをやっつけようと免疫力を高めるために、体が一生懸命熱を作って体温を上げているのです。
インフルエンザの初期症状に悪寒がするというのは、体をぶるぶる震わせて熱を作って体温を上げようとしてるためです。
くしゃみ、鼻水、咳、下痢、嘔吐も、この免疫による反応だそうです。
鼻粘膜についたウィルスを押し出そうとする反応が、くしゃみ・鼻水で、のどの粘膜からウィルスを押し出そうとする反応が咳、胃腸からウィルスを押し出そうとする反応が下痢・嘔吐です。人間の体って、ホントによく出来てますよね。
ウィルスや細菌、ガン細胞など、体内に侵入した(あるいは生じた)異物を撃退して病気を防いでくれるこの免疫の中心的な働きをしているのが白血球です。
免疫の主役である白血球は、別名「免疫細胞」とも呼ばれますが、体温が1度下がると、白血球の働きが30%以上低下し、逆に体温が1度上がると、白血球は500~600%も活性化するそうです。
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日本人は低体温化が進んでる

昔から「冷えは万病の元」と言われるように、健康に温かさは欠かせないものですよね。人は高熱で亡くなることは、めったにありませんが、体温が低くなりすぎると、死んでしまいます。
たとえば、ガン細胞は35度で一番増殖し、39.3度以上の熱で死滅するそうです。

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体温は、人が病気と戦っていくために大事な要素ですが、今の日本人の平均体温は、50年前に比べると、かなり低くなっているそうです。
50年前の日本人の平均体温は、36.89度(子供はそれよりやや高くて37.0度)だったのが、今の日本人の平均体温は36.2度と、低体温化が進んでるそうです。
人は体温が下がると、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなります。また体温が1度下がると、代謝は12%も落ちるので太りやすくなります。
ポイント!
体温が1度下がると、免疫力は30%以上低下し、新陳代謝も約12%落ちる。
現代人の体の不調は、この低体温から引き起こされてるものが多いそうですが、でも、どうして現代人は低体温の人が多くなってきたのでしょうか。
それでは、その原因について、次に一緒に見ていきましょう♪
低体温の原因
西洋医学・東洋医学に詳しいイシハラクリニック院長の石原結實医師が、日本人が低体温になった9つの原因について指摘されているのでご紹介したいと思います。 運 動 不 足

人間の体温の40%は、筋肉が作り出すそうで、その筋肉の70%は、足に集中してるので、人は歩かなければ体温が低くなってしまいます。
しかし、現代人は、どこにいくにも車や電車やバスで、ほとんど歩かない生活になりましたよね。家事も電化製品がやってくれます。
便利で快適な生活のツケとして、日本人は低体温の人が増えてしまいました。
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食 べ す ぎ
「人は食べると体が温まり、食べないと体が冷える」と思っていませんか?私は、そう思っていました。
しかし、ナント!逆なんだそうです。人は食べないほうが、体温が高くなるそうです。つまり小食な人ほど、体温は高くなるんだとか!

人体の中で、熱を作り出すのは、筋肉、肝臓、脳、心臓。たくさん食べると、消化のために血液が胃腸に集まるので、筋肉、肝臓、脳にあまり血液が行かなくなります。
そうすると、これらの臓器の働きが落ちて、熱が作り出されにくくなって体温が下がるそうです。
人は断食すると、断食前と比べて、断食中・断食後は、平均0.3~0.5度体温が上がるそうです。
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体を冷やす食品の摂りすぎ

食品には、体を温める作用のものと、体を冷やす作用のものとがあります。
白米、食パン、うどん、スパゲティ、牛乳、白砂糖、レタス、キャベツなど、外観が白~青の食べ物は体を冷やします。
現代人は、体を冷やす食品を摂りすぎているため低体温化が進んでいます。
塩分の制限しすぎ

塩には、体を温める作用があるそうです。
かつて東北地方で高血圧や脳卒中で亡くなる人が多かったため、「塩分」が原因とされ、減塩運動が始まったそうです。
しかし、アメリカで行った国民栄養調査では、食塩摂取量の多いグループのほうが、少ないグループよりも高血圧、脳卒中、心筋梗塞などによる死亡率が低かったとの報告もあるそうで、石原医師は、塩分の控えすぎが、低体温化を招いて多くの病気を引き起こしていると指摘しています。
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水分の摂りすぎ

水は人体に確かに必要なものですが、とりすぎると体温の低下を招きます。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
ストレス過剰

ストレス過剰になると、交感神経が高まり、血管が収縮して血行が悪くなります。その結果、体温が低下します。
エアコンなどの普及による体温調節機能の低下

夏はクーラー、冬は暖房で、1年中快適な室温の中で暮らしていると、人が本来持っている体温調節機能が低下します。
夏のクーラーの冷やしすぎなどにより、体の芯から冷えてしまい低体温化が進みます。
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シャワー派は、低体温を招く

湯船にゆっくりつかる入浴は、体を温める一番手軽で効果的な方法です。
シャワー派と湯船につかる人とでは、長い年月でみると、確実に体温の差が出てくるそうです。
薬や食品添加物、化学調味料は体を冷やす

解熱剤はもとより、鎮痛剤、ステロイドホルモン剤、食品添加物の多い加工食品やインスタント食品は、体を冷やします。
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体温を上げて免疫力を高める方法
低体温を改善する方法は、低体温になる原因を取り除けばいいのです。 1.運動する

・特に下半身の筋肉を増やす運動が効果的。
・ウォーキングやスクワット(膝の曲げ伸ばし運動)で下半身の筋肉を鍛える。
2.食生活の改善
・小食のススメ。
・体を冷やす食品や水分を摂り過ぎない。
・塩分を制限しすぎない。
・インスタント食品を摂り過ぎない。
3.ストレスを溜めない
・自分に合ったストレス解消法を持ち、ストレスを溜めないようにする。
・声を上げて笑う(心からの笑いでなくてもいい・形だけの笑いでも効果がある・声を上げて笑うと体温が上がる)。
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4.入浴で体をしっかり温める

・シャワー派をやめて湯船にしっかりつかる。
5.カイロや湯たんぽなど利用する
・手っ取り早く体を温めるものを利用して体を冷やさない。
・エアコンの使いすぎをやめる。

私たちは、便利な生活環境と引きかえに体の冷えを受け取ってしまいました。
人は体が冷えると、肉体の病気だけでなく、心まで冷えマイナス思考に陥りやすくなり、うつ状態になりやすくなります。
体を温めて免疫力を高めると、肉体の病気に強くなるだけでなく、うつやストレスに対しても強くなります。
不眠症や子供の不登校など、一見、低体温とは全く関係のなさそうなことも、体温を上げることによって改善されるケースもあるそうです。
体を冷やさない生活習慣を心がけて、体温を上げて免疫力をアップして、心身共に強い体を作っていきましょう!
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