インフルエンザを予防する食べ物 免疫力を高めるものは?
インフルエンザの流行時期に、皆が次々とインフルエンザでダウンしていく中で、なぜか毎年インフルエンザにかからずに元気な人っていませんか?
私の周りにもいるんですよね。なぜ一人だけいつも元気なのかと不思議に思って、本人に「インフルエンザ対策を何かやってるの?」と聴いてみました。その答えは、「よく食べて、よく寝るだけ」。
おそらく免疫力がとても高い人なのでしょうね。インフルエンザの最大の予防は免疫力を高めることです。
そこで今回は、風邪・インフルエンザを予防するために、ドクター達が薦めている免疫力をアップする食べ物・飲み物についてご紹介したいと思います。
スポンサーリンク
免疫力を高めるには体温を上げること!

免疫力を高めるためには、体温を上げるのが効果的です。
人は体温が1度上がると、免疫力が5~6倍もアップします!反対に体温が1度下がると、免疫力が30%以上下がります。
私も、体を温める食べ物を毎日意識して摂るようにしたところ、冷えがなくなり風邪・インフルエンザに不思議とかからなくなりました。
スポンサーリンク
体を温めて免疫力を高める食べ物(飲み物)
著名なドクターたちが勧めている「体を温めて免疫力アップしてくれる食べ物・飲み物」をご紹介しますね。まずは、お勧めの飲み物からご紹介します。
風邪・インフルエンザ予防だけでなく、万が一、風邪・インフルエンザにかかったときにも、重症化を防ぎ、早く治す手助けとなる飲み物です。
ショウガ紅茶

(参考:生姜の効能とウルトラ蒸しショウガダイエット!痩せる生姜の使い方)
- 温かい紅茶に、すりおろしたショウガを適量入れる。
- 好みで黒砂糖を入れてもよい。1日2~3杯飲む。
チェック
ショウガは、漢方薬の7割に使われていて、ショウガがなければ漢方は成り立たないといわれるほどです。ショウガは、体の臓器を活性化させ体を温めます。またショウガのジンゲロン、ジンゲロールなどの辛味成分には殺菌作用が、紅茶の赤い色素のテアフラビンには、殺ウィルス作用があります。
スポンサーリンク
人参リンゴジュース

- 人参2本とリンゴ1個と大根約100gをジューサーにかけてジュースを作る。
- ミキサーで作る場合は、ガーゼなどでこして、しぼり汁だけを飲む。
- 人参とリンゴのしぼり汁が、1対1になるのが理想的。1日2~3回に分けて飲む。
チェック
人参とリンゴで作る生ジュースは、万病の予防・治療薬といわれるほど人の健康増進に効果があります。欧米の自然療法病院では、人参とリンゴで作る生ジュースは、必ずといっていいほど治療のメインに使われてるそうです。
「1日1個のリンゴは医者要らず」とも言われますよね。
また大根は、咳をしずめて、痰を取ってくれる作用があります。大根の辛味成分が、白血球の働きを高めて免疫力を上げてくれます。
私も、この人参リンゴジュースをよく作って飲みますが、飲んだ後は体がポカポカ温かくなります。
スポンサーリンク
ダイコン湯
コップ3分の1ほどの大根おろしに、ショウガ汁を10~15滴をしぼって入れ、熱湯を加えて飲む。
チェック
風邪・インフルエンザにかかってしまって咳・痰・のどの痛みがあるときの民間療法としてダイコン湯は使われています。 レモン湯

レモン1個を絞ってグラスに入れ、お湯を注いでいっぱいにする。そこに黒砂糖(またはハチミツ)を、自分が一番美味しいと思う分量だけ入れる。
梅干し

梅干し2個を網で黒焼きにして湯飲み茶碗などにいれ、熱いお茶を注いで飲む。
スポンサーリンク
ビタミンDでインフルエンザ予防

ビタミンDは、免疫力を高め、インフルエンザを予防する効果があります。
冬の間、ビタミンDのサプリメントを飲んでいた子供達と飲まなかった子供達とを比べた実験では、ビタミンDを飲んでいた子供達のほうが飲んでいなかった子供達よりもインフルエンザの発症率が約2分の1に抑えられたそうです。
ビタミンDは、植物性食品に含まれるビタミンD2と動物性食品に含まれるビタミンD3がありますが、体内でより効果的に作用するのは、いわしや鮭などの魚に含まれるビタミンD3のほうです。
ビタミンDは、日光を浴びることによって体内で合成されるビタミンですが、日光を浴びる機会の少ない人は、ビタミンDを豊富に含む食品(シラス干し・いわし・身欠きにしん・鮭・さんまなど)を摂るか、不足している分をサプリメントで補うと風邪・インフルエンザ予防に効果的です。
スポンサーリンク
フィトケミカルで免疫力アップ

フィトケミカルとは、野菜や果物などの植物が持つ化学成分のことで、免疫細胞の数を増やし、免疫力をアップして体内に入ってきた異物を攻撃する力を高めてくれます。よく話題にされるポリフェノールやカロチノイドなどもフィトケミカルの一種です。
フィトケミカルは、加熱することで初めて細胞の外に溶け出してくるので、野菜を生で食べるよりスープにすることで、フィトケミカルを効率よく摂ることができます。
このフィトケミカルスープを1日3回、200mlずつ飲んだ患者さんは、2週間後、免疫細胞(白血球)が平均43%も増えたそうです。
フィトケミカルスープ
【材料】キャベツ100g 玉ねぎ100g 人参100g かぼちゃ100g
・材料に旬の野菜を加えてもよい。
- 材料の野菜をよく洗い、一口大に切る。
- ふたがしっかりできる鍋に1と水を入れ、強火にかける。沸騰したら弱火にし、ふたをしたまま約20分煮る。
- スープを飲む。野菜も出来れば食べる。
チェック
・原則として、味付けはしない。・材料に旬の野菜を加えてもよい。
スポンサーリンク
腸の免疫機能アップ

人の免疫細胞の6~7割は腸に存在していて、腸は人間にとって最大の免疫器官といわれています。なぜ腸にそんなに免疫細胞が多いのかというと、食べ物といっしょに、さまざまな病原菌や異物が腸に紛れ込んでくるからです。
この腸の免疫機能を活性化するのに必要なのがグルタミンというアミノ酸の一種です。グルタミンは、魚、肉、卵などにたくさん含まれていますが、40度以上の熱で壊れてしまうので、生に近い状態で食べるのが一番です。
グルタミンを手軽にとれるのが、生卵です。フランスでは、風邪などひいて体調が悪い時、生の肉(タルタルステーキ)を食べる習慣があるそうです。これも生肉に多いグルタミンが、免疫を高めてくれます。
スポンサーリンク
生卵かけご飯
生卵をご飯にかけて食べる生卵かけご飯は、熱々のご飯だと、グルタミンが壊れる恐れがあるので、ご飯を少し冷ましてから、卵をかけるようにします。
人の免疫力の6~7割は腸内細菌が作ってくれるので腸内環境を整えることが免疫力アップにつながります。便秘をなくすと免疫力は高まるので、食物繊維と腸内細菌で便秘解消することが免疫力アップには大切です。
便秘解消食品

発酵食品(ヨーグルト、納豆、みそ、ぬか漬け、しば漬け、たくあん漬け)、食物繊維やオリゴ糖 ビタミンC など
スポンサーリンク
おわりに
風邪やインフルエンザにかかりやすい人も、体質は今からでも変えられます。食べ物の摂り方を変えるだけでも細胞の働きは活性化され、免疫力はアップします。免疫力を高めて、風邪やインフルエンザに負けない体を手に入れましょう♪
参考
イシハラクリニック院長 石原結實
麻布医院院長 高橋弘
松生クリニック院長 松生恒夫
東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎
イシハラクリニック院長 石原結實
麻布医院院長 高橋弘
松生クリニック院長 松生恒夫
東京医科歯科大学名誉教授 藤田紘一郎
最近のコメント